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生物活性を指標とするテルペノイドジアルデヒドの系統的合成

研究課題

研究課題/領域番号 62214015
研究種目

特定研究

配分区分補助金
研究機関大阪市立大学

研究代表者

磯江 幸彦  大阪市立大学, 理学部, 教授 (90046946)

研究期間 (年度) 1987
研究課題ステータス 完了 (1987年度)
配分額 *注記
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1987年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワードセコロガニン / キンジサイド / モロノサイド / サラセニン / ペチオジアールマノアリド / セコマノアリド / 抗炎症作用
研究概要

1.セコイリドイド類の合成.インドールアルカロイドの生合成および合成上の重要中間体であるセコロガニンのゲニピンからの効率的合成については昨年度報告したが, 今回は, セコロガニン合成の中間体であるエキソメチレンケトンから水素添加, バイヤー・ビリガー酸化によりキンジサイドアグリコンの合成を達成した. キンジサイドアグリコンのラクトン部をジボランで選択的に還元してモロノサイドアグリコンを, またその酸処理でサラセニンの合成を達成した.
2.ペチオジアールの合成と立体化学.熱帯地方の海藻から単離されたペチオジアールは, 抗微生物活性, ウニの受精卵の細胞分裂の抑制作用, サンゴ礁に生息する草食魚に対する魚毒活性が知られている. (+)-ゲニピンを原料に9行程で(+)-ペチオジアールの合成に成功し, 天然の(-)-ペチオジアールのC-6位の絶対配置をS配位と決定した. また, 不飽和ラクトンへ導き, 立体化学の明らかなネオネペタラクトン, イソネオネペタラクトンとのNMRの比較から, C-7位の立体化学を天然物はR配位と決定した.
3.セコマノアリド, マノアリドの新合成, 抗炎症作用, ホスホリパーゼA_2阻害作用, アルドースリダクターゼ阻害作用を有する海産セスタテルペノイドのマノアリド, セコマノアリドを, Pd(0)触媒下, アリルクロリドと一酸化炭素, 2-トリメチルシリルー5-トリブチルスタニルフランのカップリング続いて一重項酸素によるフラン環のブテノリド環への選択的変換により効率的に合成した.

報告書

(1件)
  • 1987 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 磯江幸彦: Tetrahedron Letters. 28. 5865-5868 (1987)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] 磯江幸彦: Tetrahedron Letters. 29. (1988)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] 勝村成雄: Tetrahedron Letters. 29. (1988)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書

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公開日: 1987-04-01   更新日: 2016-04-21  

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