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新規フラビンモデル反応の開発とその有効利用

研究課題

研究課題/領域番号 62216002
研究種目

特定研究

配分区分補助金
研究機関群馬大学

研究代表者

矢野 由美彦  群馬大学, 工学部, 教授 (30008510)

研究期間 (年度) 1987
研究課題ステータス 完了 (1987年度)
配分額 *注記
1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1987年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワード高酸化活性フラビンモデル / N-ヒトロソアミン / α-水酸化 / 亜硫酸イオン / ADS-レダクターゼ / 三酸化硫黄
研究概要

高酸化活性フラビンモデル化合物(ブンゾージプテリジン, BDP)を用いて, 次の二つの新規モデル反応を開発した.
1.N-ニトロソアミンの酸化的脱アルキル化
N-ニトロソアミンの代謝は通常肝ミクロソーム中, チトクロームP-450によって, α-位が水酸化され, 脱アルキル化されて進行すると考えられているが, α-位にCN基を導入した2-(N-Nitrosalkylamino)acetonitrile(RN(NO)CH2CN)を用いると, BDPで容易に酸化され, α-位が水酸化され, 脱アルキル化されることがわかった. 生成物, 速度論的検討の結果ニトロソ酸素がBDPの4ce-位を求核的に攻撃し, 付加体形成後, 酸化が進行することを明らかにした.
2.亜硫酸イオンの酸化
APS-レダクターゼはFADと非ヘム鉄を含むフラビン酵素で, 硫黄代謝サイクルの重要な中間体である亜硫酸イオンの酸化還元を触媒する. 高酸化活性フラビン(BDP)を用いると, 水中で亜硫酸イオンと付加体形成後, 一分子的に分解して三酸化イオウを生成する. 生成物, 速度論的検討により, その機構を明らかにし, APS-レダクターゼのモデル系を開発した.

報告書

(1件)
  • 1987 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Yumihiko Yano: Journal of Organic Chenistry. 52. 5606-5610 (1987)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] Yumihiko Yano: Journal of Organic Chemistry.

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書

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公開日: 1987-04-01   更新日: 2016-04-21  

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