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線虫C.elegns発生過程の遺伝子工学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 62218004
研究種目

特定研究

配分区分補助金
研究機関名古屋大学

研究代表者

小原 雄治  名古屋大学, 理学部, 助手 (70135292)

研究期間 (年度) 1987
研究課題ステータス 完了 (1987年度)
配分額 *注記
1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1987年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワード染色体ライブラリー / ラムダファージクローン / 制限酵素地図 / 大腸菌染色体 / 8塩基認識制限酵素 / linkingクローン
研究概要

本研究は, C.elegansの発生過程に関わる遺伝子群の機能解析をめざして, 新しい技術, 方法論の開発を行うものである. 遺伝解析が非常に進んでいること, ゲノム長が比較的小さく(大腸菌の約17倍)その約80%はユニーク配列であること, などのC.elegansの特色を生かすべく, 昨年度にひきつづき, 染色体全体を順序づけられた組換体クローンでおおう新しい方法論の開発をおこなった.
すでに, (i)十分な数のラムダファージクローンについて, 8種類の6塩基認識制限酸素の切断点地図を極めて高能率に作成し, 切断点のパターンをコンピューターで比較することにより, 重なり合うクローンを次々に見つけ出してconfig(重なり合ったクローンのグループ)に分類する. (ii)多数のファージクローンのプラークを高密度に作り, そのレプリカを多数とってconfigを橋わたしするクローンを効率よく探索する方法を開発した.
モデル実験として大腸菌染色体に応用した. 総計3400クローンを調べた結果, 175〜1500Kbの7個のconfigに分類した. しかし, 最終段階では, クローン化されにくい領域があることなどのためにconfig間の配列決定が非常に困難になってくる. そこで, 各configの前方の制限酵素地図を染色体DNAについて直接作成する方法を開発し, config間の配列を最終決定し, 約4700Kbの制限酵素地図を完成させた.
更に, 8塩基認識酵素切断点を含む, いわゆるlinkingクローンの新しい探索法を開発し, NotI, SfiIそれぞれ27, 32ヶ所の切断点をクローンのセット中に固定した. この方法は比較的簡便で, 大きなライブラリーでも比較的短時日のうちにすべてのlinkingクローンを得ることができる. パルスフィールドゲル電気振動などと組み合わせた新しいconfig配列決定法を考案しており, 線虫ゲノムへの応用も目指している.

報告書

(1件)
  • 1987 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Y.KOHARA: CELL. 50. 495-508 (1987)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] 小原 雄治: 細胞工学. 6. 839-846 (1987)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] 小原 雄治: 生物物理. 27. 247-250 (1987)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書

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公開日: 1987-04-01   更新日: 2016-04-21  

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