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ダイニンATPaseの分子構造

研究課題

研究課題/領域番号 62220012
研究種目

特定研究

配分区分補助金
研究機関お茶の水女子大学

研究代表者

野村 堆子  お茶の水女子大学, 理学部, 教授 (30022578)

研究期間 (年度) 1987
研究課題ステータス 完了 (1987年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1987年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードダイニン / 微小管 / ATP / 鞭毛 / 繊毛 / ATPase / 蛋白分解酵素 / ペプチドマッピング / イムノブロッテイニグ
研究概要

ダイニンは鞭毛, 繊毛運動のエネルギー転換系で働くATPaseである. テトラヒトナ繊毛の外腕ダイニンは軸系から0.5MNaClで抽出され, 22S, 14Sのフラグメントから成る. 22Sダイニンは3頭構造のATPaseであることが電子顕微鏡による観察により分かっている. 尿素を含むSDS-usea系の電気泳動では, 22Sダイニンは分子量470KDの3本の重鎖(Heavychair, HC), Aa-rから成ることがわかっている. 22Sダイニンをキモトリプシンで処理するとつ頭と単頭のフラグメントに分かれて, それぞれがATPase活性をもつことは, 当研究グループのYsno-Toyoshima(1987)によって報告されている. 本研究はこの2頭のフラグメントを用い, そのどちらの頭に ATPase活性が存在するのかを明らかにすることを目的とする.
1.22Sダイニンそしてトリプシン20μg/ml, 10分処理し, ショ糖密度勾配遠心にかけ, 2頭構造のフラグメントを得る. これは2本の重鎖CT2, CT5, から成る.
2.2本の重鎖をさらに分けることを試みた. いくつかの蛋白分解酵素で試みた結果, サーモリシンを用いることが適当であることがわかった.
3.サーモリシンの濃度, 処理時間対 100μg/ml, 45分が最適と思われる.
4.100μg/ml 45分処理すると2糖ダイニンは, 6本のバンドに分かれる.
5.TH1-6と名付けて 経時変化を追うと, まず TH1, 3, 6, が現われ, 次にTH4, 5が出現し, TH1, 3は消えてゆく.
6.この各バンドの由来を イムノブロッテイング, ペプチドマッピングを用いて, 調べることとした.
7.また各フラグメントの排水管との結合能を, ATPの存在または非存在下で 調べつつある.

報告書

(1件)
  • 1987 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Sumiyoshi,Y.: In preparation.

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] Ohba,S.: Zool.Sci.4. 1016 (1987)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書

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公開日: 1987-04-01   更新日: 2016-04-21  

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