研究課題/領域番号 |
62301049
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研究種目 |
総合研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
東洋史
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研究機関 | 上武大学 |
研究代表者 |
岡本 敬二 上武大学, 経営情報学部, 教授 (70015361)
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研究分担者 |
日比野 丈夫 大手前女子大学, 教授 (00027509)
佐藤 圭四郎 追手門学院大学, 文学部, 教授 (20004012)
松村 潤 日本大学, 文理学部, 教授 (90058660)
長沢 和俊 早稲田大学, 文学部, 教授 (60083333)
護 雅夫 日本大学, 文理学部, 教授 (70011252)
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研究期間 (年度) |
1987 – 1988
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研究課題ステータス |
完了 (1988年度)
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配分額 *注記 |
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
1988年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
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キーワード | 遊牧民族 / 少数民族 / シルクロード / 征服王朝 / 文化交流 / 内陸文化 / 南北の対立 |
研究概要 |
1.本年度の研究目的 中国周辺には、多数の諸民族が歴史はじまって以来活躍興亡をくり返してきた。これらの諸民族の研究には、二つの視点があり、一つは諸民族が中国に侵入して立てた征服王朝論であり、他の一つは諸民族それぞれの間の関係交渉史論である。本研究は、この二つの視点の有機的な統合論を目ざすものである。そこで本年度は、従来からの諸研究を、研究分担者のそれぞれの専攻分野から統合し、整理することに努めた。ついで研究班全体の統一的知見の確立をはかることを目標とした。 2.本年度の研究経過 前年度の研究に引きつづいて、各研究分担者はそれぞれの専攻分野から専門研究を推進した。残存史料の少ない地域が多いので、断片的な史料を注意深く蒐集し、あるいは現地に出て遺跡の調査に当るなど多くの努力がつづけられた。これらの成果は、あるいは学会で報告され、あるいは印刷物となって紹介されている。しかし、本格的研究は今後更らに検討されることになる。また、これら諸民族の史料は、チベット語・蒙古語・満州語など各種の言語で記されているので、これらの史料と漢文史料との比較検討も行われた。これらの研究成果の一部は学会に報告され、あるいはその準備が行われている。 3.次年度以降の計画 本研究に直接関係する参考文献は、単に国内のみでなく、欧米はもとより、ソ連・中国など広く世界各地に及んでいるので、次年度以降この方面にも十分に留意して研究を推進し、各種言語・文字による基本史料の読解と整理を一層進め、各研究者間の緊密な連係のもとに全体的討論会を開催するなどして、関係学会における統一的見解の確立を図りたい。
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