研究課題/領域番号 |
62302026
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研究種目 |
総合研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
機械工作
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
岩田 一明 神戸大学, 工学部, 教授 (30031066)
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研究分担者 |
森脇 俊道 神戸大学, 工学部, 教授 (00031104)
古川 勇二 東京都立大学, 工学部, 教授 (10087190)
伊東 諠 (伊東 誼) 東京工業大学, 工学部, 教授 (60016441)
吉田 嘉太郎 千葉大学, 工学部, 教授 (80174960)
斎藤 勝政 北海道大学, 工学部, 教授 (40001169)
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研究期間 (年度) |
1987 – 1988
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研究課題ステータス |
完了 (1988年度)
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配分額 *注記 |
11,900千円 (直接経費: 11,900千円)
1988年度: 5,500千円 (直接経費: 5,500千円)
1987年度: 6,400千円 (直接経費: 6,400千円)
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キーワード | CIM / 生産システム / 知識獲得 / 知識表現 / エキスパートシステム / 知識ベース / 経験則 / ノウハウ / 金型加工 / 組立工程 / 知識ベース生産システム |
研究概要 |
本研究では、CIMにおける設計、生産、管理における情報処理の統合化、自動化、知能化を目的として、機械生産における知識獲得ならびに知識表現に関する研究を行った。その成果は以下のようにまとめられる。(1)生産における知識獲得ならびに知識表現に関する研究の分析を行い、現状の知識獲得ならびに知識表現では、生産関連の知識を統一的に取り扱うことは不可能であることを明らかにした。 (2)工作機械のCADのための知識ベースを検討するため、旋盤の主軸台の基本計画図作成における設計者の思考の流れと思考形態を分析した。 (3)工作機械の基本設計プロセスを分析し、基本設計においては、ルール及びフレームの組合せによる知識表現が有効であることを示した。 (4)工程設計において必要な知識の分析と整理を行い、工程設計用マンマシンインタフェースの重要性を明らかにした。 (5)精密製品の工程設計における知識獲得と知識表現を検討するため、金型の磨き加工に関する知識の収集ならびに定量化を行い、磨き加工工程を設計するシステムを試作した。 (6)組立および検査工程の知能化を目的として、エキスパートシステムを利用した部品の測定順序の決定システムを試作、評価した。 (7)生産プロセスの運用、管理における知識獲得と知識表現を検討し、統合型生産スケジューリングのための知識ベースシステムを構築した。 (8)機械製品の生産工程設計に必要な知識ベースの確立、ならびに知識ベースとデータベースとの統合化を行った。以上の結果、現状の知識表現を用いて、生産関連分野の知識の一部を取り扱うことは可能であるが、これらを統一的に獲得、利用するには、新たな手法の開発の必要性が明らかになった。
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