研究課題/領域番号 |
62302027
|
研究種目 |
総合研究(A)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
情報学
|
研究機関 | 名古屋工業大学 |
研究代表者 |
山田 豊 名古屋工業大学, 工学部, 教授 (60024147)
|
研究分担者 |
山辺 春雄 名古屋工業大学, 工学部, 教授 (00024216)
中林 功一 名古屋工業大学, 工学部, 教授 (90024231)
鬼頭 修己 名古屋工業大学, 工学部, 助教授 (10093022)
伊藤 基之 名古屋工業大学, 工学部, 助教授 (30024334)
|
研究期間 (年度) |
1987 – 1988
|
研究課題ステータス |
完了 (1988年度)
|
配分額 *注記 |
600千円 (直接経費: 600千円)
1988年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
|
キーワード | 回転場 / 流動機構 / 回転流 / 旋回流 |
研究概要 |
流れが全体として回転する回転場の流れは、流体機器内部や回転体外部の流れのように極めてありふれた流れでありながら、現象の複雑さ、取り扱いの困難さからまだ十分研究されていない。また、実用的立場から羽根車の性能改善のために流動現象を解明するには、回転の影響の他に羽根の影響が大きいため、現象があまりにも複雑で不明な点が極めて多い。回転場の流れにおいては、平行流れと違って遠心力が顕著に影響し、これが流れ場全体を不安定化したり安定化したりするので、数々の興味深い現象が見い出されている。さらにコリオリカが影響する場合は現象が一層複雑である。そこで流れを制約する壁面として主に円管、円柱、円錐、円板、球など単純な形状のものを取り上げ、これらが回転する場合の内部流れ、すきま流れ、外部流れを中心とし、このほか回転場の流れに関連する問題を広く調査研究対象とした。個別的であるので、この分野の研究をさらに効果的に推進させるには、関係する研究者が相互に連絡をとり、研究現状の把握、今後の研究の問題点を明らかにすることが要望された。そこで、日本機械学会の「回転場の流動機構に関する調査研究分科会」を引き継ぎ、2年間にわたって最近の研究成果や国内および国外の論文、出版物を広く収集し、調査研究を行うとともに、通算で8回の研究打ち合わせ会を開催し、調査研究結果は、成果報告書として取りまとめた。この報告書には比較的最近のものを中心に多数の文献を収録し、解説・展望を加えたもので、最近における回転場の流動機構に関する研究状況を十分に示しており、今後の問題点を把握し、研究を進める上で貴重な資料として活用できる。
|