研究課題/領域番号 |
62302038
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研究種目 |
総合研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
船舶抵抗・運動性能・計画
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研究機関 | 大阪府立大学 |
研究代表者 |
奥野 武俊 大阪府立大学, 工学部, 助教授 (60081395)
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研究分担者 |
鈴木 敏夫 大阪大学, 工学部, 教授 (80029107)
岸 光男 大阪府立大学, 工学部, 講師 (00145814)
池田 良穂 大阪府立大学, 工学部, 助教授 (10117989)
田中 紀男 大阪府立大学, 工学部, 教授 (40081393)
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研究期間 (年度) |
1987 – 1988
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研究課題ステータス |
完了 (1988年度)
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配分額 *注記 |
5,600千円 (直接経費: 5,600千円)
1988年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
1987年度: 3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
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キーワード | 流場計測 / 計測ロボット・データ処理 / 回流水槽 / 画像計測 / ロボット / ロボットアーム / トラバーサー / データ処理 |
研究概要 |
本研究は、回流水槽における流場計測を自動的に行うロボットシステムを開発することを主な目的として行われたもので、その成果は大別して3つに分類できる。 1.流場計測ロボットの開発 ロボットアームの制御理論を使って、流速計測用のセンサーの位置および角度の6自由度を制御するトラバーサシステムを開発した。またセンサーからのアナログ信号をディジタル信号に変換し、流速値を求めるデータ解析システムを開発し、これらを統括するネットワークシステムを構築した。その結果、大量データの計測を短時間で行うことが可能となり、実験室と研究室のネットワークも整備された。 2.流場計測実験 3孔管、5孔管を使って、斜航する船体まわりの流場を詳細に計測した。その結果、拘束痩せ型船の場合は、肥大船型の場合とは異なって、船首付近で剥離した渦が境界層の外へ出るため、さほどその強さが減衰しないまま船尾付近に達すること、中央部付近では渦が船底に位置していることなどがわかった。本計測システムは、乱流計測を具体的目標に定めて開発されたが、乱流計測実験については基礎実験が行われた。 3.流場計測に不随する基礎研究 一つは、回流水槽の性能に関する問題で、観測部自由表面付近の流速分布を均一にする試みを行ったもの、他の一つは将来の流場計測には必ず画像計測が必要であるとの観点に立ち、画像計測を利用した流場計測に関する基礎的な研究を行った。
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