研究課題/領域番号 |
62304061
|
研究種目 |
総合研究(A)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
分子遺伝学・分子生理学
|
研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
高木 雅行 大阪大学, 教養部, 助教授 (20028145)
|
研究分担者 |
葛西 道生 大阪大学, 基礎工学部, 教授 (40022595)
藤墳 規明 名古屋工業大学, 助教授 (60101268)
星 猛 静岡県立大学, 食品栄養科学部, 教授 (60004537)
杉山 博之 生理学研究所, 助教授 (20124224)
津田 基之 札幌医科大学, 講師 (60045458)
KIRINO YUTAKA KYUSHU UNIV. Professor
|
研究期間 (年度) |
1987 – 1988
|
研究課題ステータス |
完了 (1988年度)
|
配分額 *注記 |
12,900千円 (直接経費: 12,900千円)
1988年度: 4,900千円 (直接経費: 4,900千円)
1987年度: 8,000千円 (直接経費: 8,000千円)
|
キーワード | 脂質平面膜 / 視細胞のイオンチャネル / K^+チャネルの再構成 / 巨大ベシクル膜 / パッチング / アフリカツメガエルの卵母細胞 / グルタミン酸受容チャネル / 平面膜 / 視細胞イオンチャンネル / 巨大リポゾーム / Ca^<++>ポンプ / 視細胞イオンチャネル / 筋小包体アニオンチャネル / アフリカツメガエル卵母細胞 / 塩素イオンチャネル / Gタンパク質 / プロトンポンプ分子 / リシン輸送 |
研究概要 |
1.平面膜法による視細胞情報変換チャネルの精製・光情報を視細胞膜電位の変動に変換するのは、視細胞膜に在るイオンチャネルである。タコ視細胞の微繊毛膜を界面活性剤で可溶化し、イオン交換クロマトグラフィーでいくつかのタンパク質分画を得た。この分画のそれぞれについて平面膜法によるチャンネル活性を調べ、2つのタンパク質分画にイオンチャネルが含まれていることを明らかにした。それぞれのコンダクタンスは150pS,10pSであった。イオン選択性を示さず(Pk/Pna〓1)、コリンやTEAといった大きな有機イオンにも透過性を示した。これらの特性は網膜を用いた電気生理学的知見ともよい一致を示す。今後はブロッカー特性(グアニジンやルテニウムレッドが有効であることがこの2年間に明らかにされた)、開閉特性などを手がかりとして、平面膜法によるイオンチャネルの精製に努力したい。 2.K^+チャネル・Ca^<++>チャネル・Ca^<++>ポンプ・Na^+ポンプ・H^+ポンプ・Na駆動共輸送体などの平面膜または卵細胞膜への再構成と電顕による構造解析 筋小胞体K^+チャンネルを巨大ベシクル膜に再構成し、パッチングにより単一チャンネル電流を記録・解析の結果、サブステートの存在を発見した。アフリカツメガエルの卵母細胞でmRNA法によるグルタミン酸受容チャネルの再構成に成功し、3つのサブタイプの性質を詳細に比較検討することができるようになった。
|