研究分担者 |
大家 寛 東北大学, 理学部天文及び地球物理学科, 教授 (80025931)
佐藤 哲也 広島大学, 核融合理論研究センター, 教授 (80025395)
西田 篤弘 宇宙科学研究所, 太陽系プラズマ研究系, 教授 (40013643)
玉尾 孜 東京大学, 理学部地球物理研究施, 教授 (50013636)
木村 磐根 京都大学, 工学部電気第二教室, 教授 (00025884)
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研究概要 |
1980年代に入り計算機シミュレーションと云う新しい技法を用いて理論やデータ解析の限界を打ち破り, 太陽地球系物理学の定量的因果関係と非線形特性の研究が開始された. 我国の太陽地球系物理分野における計算機シミュレーション研究は世界ま第一線の研究業績が上げられ, 世界をリードしてきた. この時期に理論・観測に基づいた物理モデル, シミュレーションパラメータ等について企画調査し, かつ用いる計算機シミュレーション用のコードについて検討を加える事は非常にタイムリーである. これまでの歴史的発展と我国の先駆的役割の実績を振り返ると同時に, 米国を中心とする世界各国の計算機シミュレーションの研究体制, 研究動向をレビューした. 第一にスーパーコンピュータの技術レベル,米国のスーパーコンピュータの設置状況等の調査を行なった. シミュレーション・コード(ソフトウェア)についても充分な検討とそれらの発展改良の施策についての企画調査も行なわれた. 更に太陽地球系物理学の計算機シミュレーション研究を重点領域研究として申請する為に次の三項目にわたり企画調査を行なった. 1.計算機シミュレーションのための使用可能なスーパーコンピュータ及びデータ処理のためのハードウェアの動向と資源の企画調査 2.粒子シミュレーション,ハイブリッド・シミュレーション,MHDシミュレーションのそれぞれのコードの問題点,研究テーマの企画調査 3.太陽地球系の各物理領域における計算機シミュレーション研究を必要とする問題の整理とモデリングの企画調査 これらの企画調査結果を研究分担者が持ち寄り, 議論し整理を行なうために会合を持ち, 重点研究領域設定の申請案を検討し, 報告書をまとめた.
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