研究分担者 |
田中 彰一 東京大学, 工学部, 教授 (50010799)
木下 肇 千葉大学, 理学部, 教授 (10110347)
小西 健二 金沢大学, 理学部, 教授 (40019469)
吉井 敏尅 東京大学, 地震研究所, 助教授 (40012950)
新妻 信明 静岡大学, 理学部, 助教授 (80005818)
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研究概要 |
本研究は, 日本における陸上学術ボーリング計画を国際的視野に立ち, 検討を行い, その実施計画を立案することを目的として実施された. すなわち1.本総合研究メンバーによる「陸上学術ボーリングワーキンググループ委員会」を1987年6月,12月,1988年3月に開催し, 日本における学術ボーリング計画の検討と立案作業を行った. 2.1987年12月にはシンポジウム「陸上学術ボーリング」を東京大学で開催し, 本総合研究メンバーと国内の第一線の研究者の講演ならびに討論が行われた. その講演・討論内容は月刊「地球」の特集号として印刷されている. 3.全国の関係者に学術ボーリングに関する情報, 委員会および集会について知らをるとともに意見を集約するために「学術ボーリングニュースレター」を1987年6月,9月,11月,1988年1月,3月に印刷し, 発送した. 4.学術ボーリング計画立案において, 具体的にどこにボーリングを行なうかが最も重要な検討事項であるので,既に候補として上げられている南鳥島, 小笠原, 伊豆大島, 伊豆半島, 三波川帯, 青沢層, 日高山地, 大崩山, 和歌山平野について本総合研究メンバーおよびにその地域研究の専門家が具体的検討を行った. その検討結果は「陸上学術ボーリング候補地集」として印刷・発送されている他に, 上記シンポジウムで紹介され, 月刊「地球」に印刷されている. 本総合研究の実施によって日本における陸上学術ボーリング計画が全国の関係者によって検討され, その重要性が広く認識されるとともに, 掘削候補地の具体的検討も進められたことから, 今後, 実施計画の立案および予算処置について具体的検計に移ることのできる状態になった.
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