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薬物応答による細胞整合性の分子論的解伏とその展開

研究課題

研究課題/領域番号 62308020
研究種目

総合研究(B)

配分区分補助金
研究分野 生物系薬学
研究機関帝京大学

研究代表者

野島 庄七  帝京大学, 薬学部, 教授 (70090470)

研究分担者 高野 達哉  帝京大学, 薬学部, 教授 (40124995)
石橋 貞彦  広島大学, 薬学部, 教授 (90012616)
赤松 譲  国立予防衛生研究所, 化学部, 部長 (00072900)
大場 義樹  金沢大学, 薬学部, 教授 (10012634)
山科 郁男  京都大学, 薬学部, 教授 (70025675)
研究期間 (年度) 1987
研究課題ステータス 完了 (1987年度)
配分額 *注記
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1987年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
キーワード薬物刺激 / 整合性 / 細胞応答 / 小器官
研究概要

細胞内には特有の構造を有する多種多様な小器官が有機的に一貫した形で維持されている. それゆえ, 細胞は薬物の刺激に対してそれぞれの小器官は有機的につながり, 整合性を維持するように情報が流れ, 応答するのである. 本研究班は, この情報の伝達ならびに応答における多段階かつ多種多様な機構を, (1)細胞表面受容体ならびに膜内シグナル伝達工構, (2)細胞内膜系の解析ならびに関与, (3)細胞骨格系の関与の解析, (4)細胞核, DNA複製ならびに遺伝子発現, という素反応を分子レベルで検討し, それぞれの共通因子および相互関連性につき検討を試みた. その結果, 個々の素反応の解析における分子レベルの研究は, 目ざましいものが認められる. また, 薬物に対する細胞の応答, 特に相互関連性という立場からの研究について, 幾分か前進がみられたものの更に積極的な解析が必要であるとの結論がなされた.
本研究班は, 薬物の作用機構解明という点では薬学領域に端を発している. 一方, 細胞内素反応の解析はあくまで生化学領域に属するものである. 研究全体の主眼は, 種々の薬物刺激に対する細胞応答のトポロジカルな流れを時間座標に基づいて解析する点にある. これは, 現在, 細胞生物学における最大の研究課題の一つである情報伝達ならびに情報に対する応答機構の有機的解明に貢献するところ極めて大である. また, 薬物受容体から遺伝子発現に至る情報伝達の流れの解明は分子生物学上の大きな課題に属している. 要約すると, 薬学ー生化学ー分子学物学ー細胞生物学という4つの分野を貫く研究組織である.
本研究班は, 班会議討論, 及び数回にわたる個別的討議の結果, 本研究班員が中心になり, 重点領域研究「細胞質における薬物刺激情報の転換と伝達の分子機構」を組識し申請する予定である.

報告書

(1件)
  • 1987 実績報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] Hiroshi Homma: J. Biochem.101. 1033-1039 (1987)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] Hiroyuki Arai: J. Biochem.101. 1059-1067 (1987)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] Makio Hayakawa: J. Biochem.101. 1311-1314 (1987)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] Mikihiko Naito: Cancer Immunology Immunotherapy. 24. 158-164 (1987)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] Ken Karasawa: J. Biochem.102. 451-453 (1987)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] Ichiro Kudo: Lipids. 22. 862-867 (1987)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書

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公開日: 1987-04-01   更新日: 2016-04-21  

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