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神経系の発生分化の分子生物学

研究課題

研究課題/領域番号 62308028
研究種目

総合研究(A)

配分区分補助金
研究分野 分子遺伝学・分子生理学
研究機関東京大学

研究代表者

堀田 凱樹  東京大学, 理学部, 教授 (30010036)

研究分担者 伊藤 正男  東京大学, 医学部, 教授 (20010085)
高橋 国太郎  東京大学, 医学部脳研究所, 教授 (10010034)
伊藤 正男  東京大学, 医学部, 教授 (90009887)
沼 正作  京都大学, 医学部, 教授 (50025516)
研究期間 (年度) 1987 – 1988
研究課題ステータス 完了 (1988年度)
配分額 *注記
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1987年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
キーワード神経系 / 発生と分化 / 分子神経生物学 / 神経発生生物学
研究概要

この分野は最近の遺伝子工学・細胞工学の技術的発展により新展開を見せつゝある. 脳神経系の形態形成・神経回路の形成などの分子生物機構が明らかにされつつあり, また学習・体内時計などの中枢高次機能にも分子生物学的成果が応用され始めている. 本研究ではこの分野の発展と現状を各班員の専門分野について調査し, 研究代表者のもとで集約した. その結果, (1)分子レベルの研究は発生分化や脳の高次機能と結びついてはじめてその真価が発揮されること, (2)したがって, これまでの形態・生理を中心とした研究と分子レベルの発展との有機的接続が重要, (3)そのため, マウス・魚・ショウジョウバエ・線虫などの遺伝学・発生生物学と従来の技術を併用できる材料の応用が重要, (4)しかし従来の哺乳類中心の研究と無脊椎動物中心の分子レベルの研究の接点が重要, (5)これらの研究者は多分の学際的分野・学会に分散しており, それらを結集する研究組織が大切であるなどの点が明らかとなった.
しかし, 本研究と同時期に関連するテーマの研究グループ(例えば重点領域として, 「運動系の分子生物機構」・「神経回路網形成の分子機構」・「細胞膜調節」・「ショウジョウバエ」など)が発足ないし内定してきた. また, 次年度の申請にも「脳神経細胞におけるインパルスシグナル機構」をはじめいくつかの関連テーマが企画されていることを考え, 新たに研究計画をたてて計画の乱立を招くより, これらの計画の推進をサポートすべきだとの結論に達した. これらの既存の計画やスタートしようとする研究が「分子生物」を名乗ることが採択をされるための方便にすぎないということのないよう, これからも協力していくこととした.

報告書

(1件)
  • 1988 実績報告書
  • 研究成果

    (7件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (7件)

  • [文献書誌] S.C.Fujita;H.Inoue;T.Yoshioka;Y.Hotta: Biochemical J.243. 97-104 (1987)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] H.Okamoto;K.Sakai;S.Goto;E.Takasu-Ishikawa;Y.Hotta: Proc.Japan Acad.Sci.Ser B. LXIII. 284-288 (1987)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] T.Hirano;K.Takahashi: J.Physiology. 386. (1987)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] Y.Shiomura;N.Hirokawa: J.Cell Biology. 104. 1575-1578 (1987)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] S.Takagi;T.Tsuji;T.Amagi;T.Takamatsu;H.Fujisawa: Developmental Biology. 122. 90-100 (1987)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] 堀田凱樹: 実験医学. 6. 9-12 (1988)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] 堀田凱樹: "医科分子生物学" 南江堂, 390 (1987)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書

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公開日: 1987-04-01   更新日: 2016-04-21  

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