研究課題/領域番号 |
62410002
|
研究種目 |
一般研究(A)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
宗教学
|
研究機関 | 国学院大学 |
研究代表者 |
薗田 稔 国学院大学, 文学部, 教授 (30052145)
|
研究分担者 |
茂木 栄 国学院大学, 日本文化研究所, 講師 (70200326)
宇野 正人 江戸川女子短期大学, 助教授 (50183207)
岡田 荘司 国学院大学, 文学部, 助教授 (60146735)
杉山 林継 (椙山 林継) 国学院大学, 日本文化研究所, 助教授 (90158973)
|
研究期間 (年度) |
1987 – 1989
|
研究課題ステータス |
完了 (1989年度)
|
配分額 *注記 |
10,000千円 (直接経費: 10,000千円)
1989年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1988年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
1987年度: 6,000千円 (直接経費: 6,000千円)
|
キーワード | 自然環境 / コスモロジ- / 国府祭 / 総社 / 普遍性と特殊性 / 日本の祭 / デ-タベ-ス / 宗教儀礼 / 祭祀研究 / 神社祭祀 / 風土祭祀 / 祭データベース / 映像記録 / 祭礼調査 |
研究概要 |
祭礼・儀礼は、それを担う地域の人々の民俗的、宗教的世界観の表出であるばかりでなく、風土・景観などの自然環境を儀礼的シンボルとして読み変え、祭礼で表現される。という前提に立って、調査研究を進めた。そのため、 1、事例研究として、自然環境・風土的に際立った特徴をもつ山間地域の祭、平野部の祭、古代国府の祭、の調査研究に力を注いだ。 2、日本全国の祭礼デ-タベ-ス作りが、ある程度完了。今後、民俗学・宗教学・文化人類学の祭礼研究分野に於て、個別研究から脱却した、総合的分析が、可能になるものと期待できる。 3、事例研究の対象とした地域の、詳細な報告論文集は、平成2年度末までに出版する計画をもっている。と同時にその研究成果を映像化(映画とビデオ)した。これは、単なる祭礼記録映像ではなく、祭礼研究から得た成果のを分析し、映像的に表現したものである。(成果として提出) 日本の祭の構成を自然環境との関係で考える場合、現在までに得た知見では、生活域の立地、古代のマチ作りなどに密接に関わっていることが分かった。特に、古代国府の祭に源を発し、現在に伝承されている各地の国府祭(総社の祭)のコスモロジ-の普遍性と特殊性の調査研究が重要である。日本の祭の普遍的な「山」の信仰の重要な部分を担っているようである。 今後、デ-タベ-スを駆使して、日本の祭の普遍性と特殊性の解明、祭の何が祭たらしめているのかという要素の抽出など、今日まで、科学的には不可能であった問題への取組が可能となった。
|