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ヘビーフェルミオンのドハース・ファンアルフェン効果

研究課題

研究課題/領域番号 62420056
研究種目

一般研究(A)

配分区分補助金
研究機関東北大学

研究代表者

糟谷 忠雄  東北大学, 理学部, 教授 (30004245)

研究分担者 国井 暁  東北大学, 理学部, 助手 (10004368)
竹ヶ原 克彦  東北大学, 理学部, 助手 (80133924)
酒井 治  東北大学, 理学部, 助教授 (60005957)
笹谷 光男  東北大学, 理学部, 助教授 (20004351)
鈴木 孝  東北大学, 理学部, 助教授 (30004344)
研究期間 (年度) 1987
研究課題ステータス 完了 (1987年度)
キーワードドハース・ファンアルフェン効果 / 重い電子系 / ヘビーフェルミオン / 価数振動 / 高濃度進藤物貭 / フェルミ面 / バンド計算 / 希釈冷凍器
研究概要

物性基礎論として中心課題になっている電子ヘビーフェルミオン的振舞の解明のため,最も詳細かつ本貭的情報を与えるドハース効果の測定は,その見掛けの電子の重さからくる制約のため,極低温,強磁場,純良結属があいまって始めて可能となる厳しい系件が課せられている. 純良結晶は特別推進研究の成果によってCbBb,Cesb,CeBi,U_3 p_4等が用意されているが極低温下での測定を技術的に可能にすることが本研究での最も大きなポイントである. それについての本年度の到達点と実績について報告する.
極低温を実現するための希釈冷凍機は輸入品では高価でアフターサービスの面で難点があり,技術的に一番秀れている東北大・科学計測研究所工場と低温で実績のある東北大理学部低温グループ及びドハースで実績のある東北大理学部糟谷グループ,同科研藤村グループの協同研究で作製することにした. 熱交換器ミキシングチェンバーを含めた冷却器本体の製作も耐久性を高めるため,溶接に電子ビームを用いるなど,輸入品にない技術を導入した. 一方測定面ではフェルミ面の精密測定の為,銅のドハースを同時に測定する方法により精度を二桁高めることに成功した. これらは既存の冷却能力100μWの希釈冷棟機によって予備実験が行なわれたもので, この予備実験を同時にヘビーフェルミオンのドハースの測定が行なわれた. 超音波ドハースでは貭量30のフェルミ面が約20mkで観測された. 又Cesbではその存在が仙台の理論グープで予言され,アルゴンヌの理論グループが否定する国際的論争になっていたフェルミ面が50mkでついに発見された. 又U_3 As_4のドハースの測定に成功し特異な緩和現象が見出された. 現在作製中の冷却能力の高い500μWの常釈冷凍機のフルシステムの完成後に更に詳細な実験結果が期待され次年度の重点錯探研究のフェルミ面観測在に引きつがれることとなる. その為の技術開発では上記の如く大きな成果を収た.

報告書

(1件)
  • 1987 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] T. Suzuki: Jpn. J. Appl. Phys.26. 511-512 (1987)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] T. Goto: Jpn. J. Appl. Phys.26. 525-526 (1987)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] H. Kitazawa: Presentation only at LT 18. (1987)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] T. Goto: Invited Talk at 6th International conference on crystalline field. (1988)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] T. Suzuki: contributed paper at ICM88. (1988)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書

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公開日: 1989-03-30   更新日: 2016-04-21  

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