研究課題/領域番号 |
62430025
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研究種目 |
一般研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
薬理学一般
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
長谷川 修司 (1989) 千葉大学, 医学部, 助教授 (20009640)
萩原 彌四郎 (1987-1988) 千葉大学, 医学部, 教授 (10009079)
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研究分担者 |
五ノ井 透 千葉大学, 真核微生物研究センター, 助手 (30134365)
黒見 坦 千葉大学, 医学部, 助手 (30009633)
長谷川 修司 千葉大学, 医学部, 助教授 (20009640)
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研究期間 (年度) |
1987 – 1989
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研究課題ステータス |
完了 (1989年度)
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配分額 *注記 |
19,000千円 (直接経費: 19,000千円)
1989年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1988年度: 7,000千円 (直接経費: 7,000千円)
1987年度: 11,000千円 (直接経費: 11,000千円)
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キーワード | マウス骨格筋 / 発達 / Caチャンネル / Naチャンネル / 内向き整流Kチャンネル / シナプス形成 / 平滑筋 / 自律神経 / Geographutoxin / 骨格筋 |
研究概要 |
1.末梢標的器官への神経支配(シナプス形成)機構の分子的基礎 ニワトリ胚細胞の培養系を用いて以下の結果を得た。(1)交感神経の標的器官である心筋と平滑筋および標的器官でない骨格筋はともに交感神経線維の成長を促進する化学物質を放出している。(2)心筋、平滑筋由来物質は交感神経の接着を促進するが、骨格筋由来物質は促進しない。(3)交感神経の末端で接触され、交感神経線維の分布を促進する物質が、心筋、平滑筋由来物質に存在する。(4)この物質はSDS-PAGEで370KDaの蛋白である。(5)部分精製した370KDa蛋白に対する抗血清をニワトリに注射したところ、各組織への交感神経の再生が妨げられた。以上の成績より交感神経と標的細胞間のシナプス形成に370KDaの蛋白が重要な仲介役割を果していることが示唆された。 2.イオンチャンネルの発達と神経支配 骨格筋の膜電位依存性イオンチャンネルの性質や量が生後どの様に変化するのか、変化を制御する因子は何かを調べる目的で、Whole-cell patch-clamp法を用いてマウス指骨格筋単一筋線維から各種のイオン電流を記録した。Ca^<2+>:誕生直後の筋には一過性、持続性の2種のCa電流が観察された。一過性の電流は生後3週間以内に消失し、除神経による影響を受けなかった。持続性の電流は生後増加した。Na^+:誕生直後の筋にはイモ貝毒素(Geographutoxin)感受性、抵抗性の2種のNa電流が観察された。毒素抵抗性電流は生後3週間以内に消失し、除神経により再び出現した。感受性Na電流は生後増加した。K^+:誕生直後は瞬時に活性化されその後減少する成分のみが、12日を過ぎると持続性の成分とゆっくりと活性化される成分が内向き整流電流として観察されるようになった。除神経により後の2成分の発達は抑えられた。骨格筋のイオンチャンネルは生後3週までの間に大きく性質や量を変化させるが、この制御機構は多様である。
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