研究課題/領域番号 |
62440053
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研究種目 |
一般研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
胸部外科学
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
山口 豊 千葉大学, 医学部, 教授 (80009448)
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研究分担者 |
馬場 雅行 千葉大学, 医学部, 助手 (00143305)
柴 光年 千葉大学, 医学部, 助手 (20162620)
木村 秀樹 千葉大学, 医学部, 講師 (10161572)
藤沢 武彦 千葉大学, 医学部, 助教授 (80110328)
由佐 俊和 千葉大学, 医学部, 助手 (10182669)
斉藤 博明 千葉大学, 医学部, 助手 (40186953)
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研究期間 (年度) |
1987 – 1990
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研究課題ステータス |
完了 (1990年度)
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配分額 *注記 |
28,600千円 (直接経費: 28,600千円)
1990年度: 4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
1989年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1988年度: 6,000千円 (直接経費: 6,000千円)
1987年度: 16,500千円 (直接経費: 16,500千円)
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キーワード | モノクロ-ナル抗体 / 肺癌の外科 / 肺癌の免疫療法 / 肺癌の生物学的性状 / 肺癌細胞核DNA / LymphokineーActivatedーKiller細胞 / 肺癌 / IL2 / 外科療法 / 細胞工学 / モノクローナル抗体 |
研究概要 |
肺癌に特異的なヒト型モノクロ-ナル抗体ならぴにIL2によるLAK細胞による受動免疫学的手法を用いて、肺癌の診断法ならびに治療法の確立を計り、原発性肺癌の診断ならびに治療成績の1層の向上を目的とした。原発性肺癌患者の切除例および非切除例を用いて、LAK細胞投与による臨床効果につき検討した。相対的治癒切除、非治癒切除例に対する術後adjuvant療法の比較検討では化学療法群および対照群に比べ、LAK免疫療法を加えた群の成績が良好である傾向の成績が得られた。また再発、非切除8例に対するLAK療法では、癌性胸膜心膜炎例にstーLAKの胸腔内投与によるCRまた放射線と併用した気管支動脈内投与例でもPRが得られた。切除例および非切除例ともにLAK療法の臨床的効果は認められていることから、担癌宿主内においてある一定の腫瘍増殖抑制活性を示しているものとかんがえている。細胞融合法による肺小細胞癌に高い反応性を示すヒト型モノクロ-ナル(3H12)の作製に成功した。この抗体は血液系細胞、特に骨髄性白血病のmyeloid crisis時の細胞と特異的に反応したことから、白血病の亜型ならびに病態の診断にも有用ではないかと考える。われわれが作製したモノクロ-ナル抗体は共にヒト型であることから生体内に投与しても異種反応は少ないといった利点を有することから担癌宿主の腫瘍イメ-ジングやミサイル療法には適しているものと考えている。ヒトの気管支上皮を標的とする発癌実験のため乳児の突然死症例の気管支から、組織培養法により大量の正常ヒト気管支上皮細胞を得、脱上皮ラット気管に注入してヌ-ドマウス皮下に移植することで背景因子の均一なヒト気管支実験モデルを多数作製する方法を新しく開発した。肺癌細胞核DNAはdiploidおよびane uploid patternに分類され、後者は前者より推計学的に有意に生存率は低く、より悪性度が高いものと考えられる。
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