研究課題/領域番号 |
62450010
|
研究種目 |
一般研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
美術史
|
研究機関 | 東京国立近代美術館 |
研究代表者 |
岩崎 吉一 東京国立近代美術館, 企画・資材課, 課長 (40000385)
|
研究分担者 |
尾崎 正明 東京近代美術館, 美術課, 主任研究官 (00113423)
市川 政憲 東京近代美術館, 企画・資材課, 主任研究官 (20099930)
千葉 成夫 東京近代美術館, 企画・資材課, 主任研究官 (00101006)
藤井 久栄 東京近代美術館, 美術課, 主任研究官 (30000384)
浅野 徹 東京近代美術館, 美術課, 課長 (60000387)
|
研究期間 (年度) |
1987 – 1988
|
研究課題ステータス |
完了 (1988年度)
|
配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
1988年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1987年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
|
キーワード | 戦争記録画 / 日本におけるプロレタリア美術運動 / 日本のシュルレアリスム絵画 / 北脇昇 / 小牧源太郎 / 梅原龍三郎 / 児島善二郎 / 独立美術協会 / 日本におるプロレタリア美術運動 / 児島善三郎 / 岡本唐貴 / 矢部反衛 / 春陽会 / 滝口修造 |
研究概要 |
1.戦争記録画に関する調査研究;同プロジェクト・チームは今年度は、前年度に収集した様々な資料および文献から、実際に戦争記録画がどのような展覧会に出品されたかを網羅的に調査した。結果的に幾つかの展覧会の出品リストを明らかにすることができたが、不完全な部分もまだ残されている。頁数の関係で研究報告の小冊子にはその成果を発表することができなかったが、いずれ何らかの形で発表する予定である。 2.プロレタリア美術に関する調査研究;本年度は、前年度に集収した資料を対照できるようにならべた基本資料となるべき年表の作成に専念した。小冊子作成の際に集収した新聞記事等すべてをのせることができなかったのは残念であるが、いずれまた別の形で発表することを考えてゆきたい。 3.前衛美術に関する調査研究;今年度は、前年度集収した北脇昇の制作ノートおよび小牧源太郎のスクラップブックの整理をおこなった。報告書小冊子には、このなかより、これまで余り明らかにされることのなかった時期の京都の前衛美術の活動をあきらかにすべく、宣誓文、展覧会の出品リストを収録した。ただしこれについても小冊子の頁数の関係ですべてを収録することができなかった。これについても今後、北脇の制作ノートなどとともに当館の研究紀要等に今回の研究成果をして反映させてゆきたい。 4.独立美術協会を中心とした日本的傾向の油絵の調査研究;同プロジェクトチームは、当初、梅原龍三郎、児島善三郎などの作家論を中心に調査を開始したが、次第に、これら日本的傾向を生み出すうえでの背景、つまりナショナリズムの問題へと入っていった。それは、この時期独特国家主義であると同時にそれと表裏一体となった形で展開される汎アジア主義でもある。この点について種々の文献を集め検討を加えた。
|