研究課題/領域番号 |
62450020
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
心理学
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研究機関 | 白百合女子大学 |
研究代表者 |
東 洋 白百合女子大学, 文学部, 教授 (60012548)
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研究分担者 |
山内 宏太朗 白百合女子大学, 文学部, 助教授 (30174767)
林 洋一 白百合女子大学, 文学部, 助教授 (20145650)
富田 隆 白百合女子大学, 文学部, 助教授 (70119337)
繁多 進 白百合女子大学, 文学部, 教授 (10018038)
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研究期間 (年度) |
1987 – 1988
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研究課題ステータス |
完了 (1988年度)
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配分額 *注記 |
5,700千円 (直接経費: 5,700千円)
1988年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1987年度: 3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
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キーワード | 日常的概念 / 知能 / 性差 / 知的発達 / 探索方略 / 洞察力 / 文化差 / 知的応答 / 日常的知能概念 / 問題解決 / 反応時間 / 探索行動 |
研究概要 |
わが国における日常的知能概念を検討するために、二年度にわたって調査・実験・観察等を実施した。その結果、次のようなことが明らかになった。 1.日常的知能概念には文化差があり、わが国の大学生の場合は記憶力や学業成績が重視されるのに対して、米国の大学生の場合には独創性や意志などが重視されることが示された。 2.中学生における日常的知能概念を検討した結果、中学生の場合にも大学生や成人と同様な性差が存在することが示された。 3.乳幼児期の知的・情緒的発達を研究するための手段として、子どもが母親の感情を洞察する能力を測定するためのテストを開発し、3歳児から5歳児に実施して結果を分析した。 4.成人を対象として、ディスプレイ上の記号照合からなる視覚検索実験を実施し、非機能的知的応答が生じることを見出した。 今後は、これらの研究成果を公表するとともに、各研究の問題点をさらに検討していく予定である。
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