研究課題/領域番号 |
62450035
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
斎藤 佐和 (1988-1989) 筑波大学, 心身障害学系, 助教授 (00015819)
星 龍雄 (1987) 筑波大学, 心身障害学系, 教授 (70015791)
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研究分担者 |
早坂 菊子 筑波大学, 心身障害学系, 助手 (70198828)
志水 康雄 筑波大学, 心身障害学系, 講師 (60015873)
藤田 千代 筑波大学, 心身障害学系, 講師 (60015732)
池田 由紀江 筑波大学, 心身障害学系, 助教授 (00015843)
前川 久男 筑波大学, 心身障害学系, 講師 (50165635)
斎藤 佐和 筑波大学, 心身障害学系, 助教授 (00015819)
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研究期間 (年度) |
1987 – 1989
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研究課題ステータス |
完了 (1989年度)
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配分額 *注記 |
5,500千円 (直接経費: 5,500千円)
1989年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1988年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1987年度: 4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
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キーワード | 障害乳幼児 / ダウン症児 / 聴覚障害児 / 視覚障害児 / 最早期(超早期)教育 / 両親援助 / 聴覚障害乳幼児 / 視覚障害幼児 / 最早期教育 / 超早期教育 / ループ式相互通話式集団補聴器 |
研究概要 |
3ケ年にわたり、障害乳幼児(0〜2歳児)、特にダウン症児、聴覚障害児、視覚障害児について、その療育・教育の方法・内容に関する実践的研究を行った。障害種別により療育・教育の体制がかなり異なっているので障害別にそれぞれ当面の課題について研究を推進した。 ダウン症児につていは、「ダウン症児のための超早期教育プログラム(筑波大学方式)によって、0歳から教育を受けてきた子どもについて、認知、運動、社会性、言語の領域の発達評価を行い、教育プログラムの効果を検討し、併せて両親の問題の検討も行った。従来の研究では、早期教育の効果は特に運動領域、社会性の領域で明らかであったが、今回の研究で言語発達においてもある程度発達が促進されることがわかった。ただし記憶、数量、概念形成などの領域ではまだ課題が残されている。また親の問題に関する研究から、ダウン症の早期教育に参加した親は、適切なかかわり方や言葉かけをしていることが明らかになった。 聴覚障害児については、約20年前から始まった聾学校を中心とする乳幼児教育の成果と問題点を総括した。きこえの反応やことばの発達に関して成果は特に大きいと思われる。また2歳児を対象とする相互通話式集団補聴器の試用実験、観察記録分析を2ケ年にわたって行ったが、きこえの反応の増加に対し、この装置がある程度効果的であることを見た。更に聴覚障害乳幼児をもつ親の障害に対する意識についてアンケ-ト調査を行った結果、年長児をもつ親に比較して、2歳児の親は比較的安定した前向きの姿勢で障害を受けとめていることが明らかになった。 視覚障害児については、乳幼児教育の体制はまだあまり整っていないので、幼児段階を含めて早期教育実施の現状について基礎資料を集めるとともに、早期教育の必要性に関し、生理学的心理学的発達の観点から基礎的研究を行った。
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