研究課題/領域番号 |
62450076
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
商学・経営学
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研究機関 | 名古屋工業大学 |
研究代表者 |
熊谷 智徳 名古屋工業大学, 工学部, 教授 (30024178)
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研究分担者 |
萩原 正弥 名古屋工業大学, 工学部, 助手 (90134840)
中村 雅章 名古屋経済大学, 経済学部, 講師 (70164332)
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研究期間 (年度) |
1987 – 1988
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研究課題ステータス |
完了 (1988年度)
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配分額 *注記 |
4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
1988年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1987年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
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キーワード | 生産システム / 製品市場充足率 / 量と品種増加の逆8字曲線 / 市場直対生産システム / 品質の総合構造 / 市場期進展の多品種化構造 / 経営一貫推進 / 前段基礎推進 / 前後重複推進 / 製品品質の総合構造 / 正面品場と奥行き品質 / 多品種化の構造 / 市場期の進展と品質課題の変化 / 生産システムの開発と就役過程の職能構造 / 生産設備 / 高次自動化 / 成熟市場 / 多品種小ロット生産 / 生涯性 / 人依存事象 |
研究概要 |
本研究の成果は、右の三つの図に集約される。 1.生産システム設計の基本課題である製品の品質・コスト・量(QCD)が、製品市場充足率で変化する形を、実証分析で明らかにした(図1)。需要量と品種数が逆増関係になる、逆8字曲線の現象を指摘した。日本の工業の多くが充足期にあり、需要鈍化と品種急増が進み、需要ロットが少量化している。生産速度よりも切替性能の優れた市場直対生産システムへの基本設計法を与えた。 2.製品品質総合構造を明らかにし、市場期が進むと品質題材が高次化し、多品種になって行く構造を示した(図2)。多くの製品で、この変化にみる法則性を実証分析した。 3.製品変化と設備の自動化進歩に対して、生産システムを開発、就役、次代進化させて行く過程を、経営合目的に適切に進めるための、職能構造と方策を示した(図3)。各段階職能への経営主導の経営一貫推進、前段階の確実な遂行の基に進む前段基礎推進、各段階職能の前後重複推進の3原則による推進が、生産システムとくに高次自動化システムの開発と生涯過程の、経営適否性を高める要諦であることを示した。
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