研究課題/領域番号 |
62460069
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
応用物理学一般
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研究機関 | 東京商船大学 |
研究代表者 |
安田 明生 東京商船大学, 商船学部, 教授 (00023250)
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研究分担者 |
桑島 進 東京商船大学, 商船学部, 教授 (30016943)
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研究期間 (年度) |
1987 – 1988
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研究課題ステータス |
完了 (1988年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
1988年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1987年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
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キーワード | 波高計 / 船載型波高計 / 波高計アレー / 波向スペクトル / マイクロ波式波高計 / 波向ベクトル |
研究概要 |
昭和62年度は、装置を試作し、水槽実験による検定および洋上における出会い波浪のデータの収集を行った。これらのデータをもとに2チャンネルのFFTアナライザーにより、左右の波高計センサーによる出会い波高スペクトルおよび相互相関による両者のコヒーレンシーおよび位相関係の周波数依存性を求め、その結果から、真の波高スペクトルおよび波向きスペクトルを導出するプログラムの開発を行った。定点に設置された波高計のアレーによる波向き測定では、デルタ型あるいはスター型に配置した三台以上の波高計が必要であるが、本研究では航走中の船舶に設置を考えているので、船速ベクトルが情報として加わり、二台の波高計でも波向きスペクトルの測定が可能であることを示した。 昭和63年度は、さらに実時間での波向きスペクトルの導出および表示を目指してプログラムの高速化をはかった。しかしながら実験中にセンサー部が荒波によりさらわれ、復旧に手間取ったため、洋上実験での実時間表示システムの検定には至らなかった。そこで、波向きの計測に関連して、マイクロ波を海面に対して斜めに入射し、ドップラー・シフト周波数を測定することにより、反対波速を測定する実験を行った。方位角を変えて測定し、波の方向と方位角が一致するとき、最大速度となるので、波の方向を決定することができる。水槽実験および実船実験の結果、船舶に設置する場合は、船の速度と波浪による船体の上下運動速度の補償などの問題が今後の課題として残されたが、固定のプラットフォーム上での測定には、このままでも利用できそうであることがわかった。
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