研究課題/領域番号 |
62460128
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
情報工学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
都倉 信樹 大阪大学, 基礎工学部, 教授 (10029423)
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研究分担者 |
荒木 俊郎 大阪大学, 工学部, 助教授 (70107077)
増沢 利光 大阪大学, 情報処理教育センター, 助手 (50199692)
辻野 嘉宏 大阪大学, 基礎工学部, 助手 (20172009)
萩原 兼一 大阪大学, 情報処理教育センター, 助教授 (00133140)
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研究期間 (年度) |
1987 – 1988
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研究課題ステータス |
完了 (1988年度)
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配分額 *注記 |
4,700千円 (直接経費: 4,700千円)
1988年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1987年度: 3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
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キーワード | アルゴリズムの可視化 / 操作性 / 分散アルゴリズム / シナリオ言語 / 教材提示システム |
研究概要 |
1.当グループでは分散アルゴリズムについて、集中的な研究を行なっているが、そのアルゴリズムの正しさの確認は容易ではない。研究を進めるため、分散アルゴリズムのシミュレータを作成した。単にシミュレートするだけでなく、操作性と可視性に工夫した。このシミュレータを用いて、アルゴリズムの検討段階で、誤りを発見できたり、改善の指針が得られるなどの効果がある。アルゴリズムの可視化の好適の例となった。このシミュレータで確認したアルゴリズムは6〜7通りに達し、論文として発表した。また、シミュレータ自体も関心をもたれ、学会誌の解説として発表する機会を与えられた。 2.可視性のよい表示システムを作るための環境としての、シナリオ言語の処理系とそのエディタを設計し、プロトタイプシステムを作成し報告した。 3.教材提示システムCDiは、これまで実際の講義や講演の場で実用してきた。OHPや黒板のかわりに、パソコンの画面に教材を提示するものであり、学生などの反応もよい。動きのある画面でアルゴリズムを見せたり、OHPや黒板ではできない演出が可能で学生の理解もよくなり、効果的である。新しい機能を付け加えるなど改良しながら実際に日常的に使用している。また、これまでの経験をふまえて、新設計でのプロトタイプを作成中である。 4.学生に計算機の構造と動作原理を教育するために、可視化を図ったシミュレータを開発した。具体的にはCOMETという仮想計算機の構造を設計し、それを一画面にグラフイック表示し、動作を見やすくするもので、2、3の学校で使用されはじめている。教育用に有用な道具となるものと期待している。
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