研究課題/領域番号 |
62460140
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
計測・制御工学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
井口 征士 大阪大学, 基礎工学部, 教授 (90029463)
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研究分担者 |
今井 正和 大阪大学, 基礎工学部, 助手 (60193653)
佐藤 宏介 大阪大学, 基礎工学部, 助手 (90187188)
千原 国宏 大阪大学, 基礎工学部, 助教授 (80029561)
豊田 順一 大阪大学, 産業科学研究所, 教授 (00029456)
難波 精一郎 大阪大学, 教養部, 教授 (40029616)
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研究期間 (年度) |
1987 – 1988
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研究課題ステータス |
完了 (1988年度)
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配分額 *注記 |
6,200千円 (直接経費: 6,200千円)
1988年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1987年度: 4,400千円 (直接経費: 4,400千円)
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キーワード | 感性情報 / 音楽情報処理 / 感性パラメータ / 認知科学 / カラー画像処理 / 図面認識 / 知的CAI / 感性 / ヒューマンインターフェイス / 音楽 / 書写学習 / カラー画像認識 / 感性工学 / 人工感性 |
研究概要 |
現在活発に行われている音声、文字、画像などのパターン情報は単に論理的に正しければ受容されるものではなく、感性、情感を満足させる美しさを備えている必要がある。ここではそのような明示的知識ではない感性情報を扱うために以下に示すような研究に取り組んだ。 (1)音楽感性情報処理 音楽に代表される芸術は、感性という概念を排除しては存在し得るものではない。かつては客観的側面しか扱わなかった音楽情報処理に加え感性など主観的処理を扱う機構について研究を行った。具体的には、音楽をメディアとした様々な人間的処理の実現を目的に、その知覚、認識行動の処理機構の構築を行った。 (2)雑にかかれた図面の認識 近年、CAD・CAMデータの自動入力が非常に高まっており、書き方に制約を付けた図面の自動認識システムはすでに幾つかの実用例もある。これらの制約を取り除くために、フリーハンドでかかれた図面を対象に人間の視覚処理に照らした認識法に関する研究を行った。 (3)質感を認識するためのカラー画像処理 最近、廉価で高機能のカラー画像処理機器が開発され、カラー画像処理が急に身近なものになりつつある。ここでは、人間の質感把握能力を計算機にも持たせることを目標にしたカラー画像処理の一環として、ハイライトに着目した基礎研究を行った。 (4)美しい文字のための書写学習システム 数学などの知識を教える教科ではなく、パタンの表現能力を教える教科では、パタンの特徴量から美しさなどの評価を行う必要がある。このような教科の一例として、筆記速度分析を行う書写学習システムと、書写学習に対する知的なCAIに関する研究を行った。
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