研究課題/領域番号 |
62460151
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
土木構造
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研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
小林 紘士 立命館大学, 理工学部, 教授 (90066712)
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研究分担者 |
川谷 充郎 大阪大学, 工学部, 助教授 (00029357)
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研究期間 (年度) |
1987 – 1988
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研究課題ステータス |
完了 (1989年度)
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配分額 *注記 |
2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
1988年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1987年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | 乱流のアクティブシミュレ-ション / ガスト応答 / 吊橋 / 空力アドミタンス / 風洞実験 / 現地実測 / 疲労破壊 / 乱流のアクティブシミュレーション / 風洞実態 / 強風 / 橋梁振動 |
研究概要 |
1.乱流のアクティブシミュレ-ション 橋梁のガスト応答に関する風洞実験では自然風の風洞内シミュレ-ションが重要な前提条件となる。本研究では、風路長の短い2次元模型実験用の風洞で任意の乱れパラメ-タを自由に設定できる乱流シミュレ-ション手法をサ-ボモ-タの利用による翼列ランダム制御により実現することを試みた。この方法により乱れのスペクトル、強度、スケ-ルを自由設定できた。 2.空力アドミタンスに関する実験的研究 橋梁断面のガスト応答の数値的取扱いのためには、断面形状にもとづく空力特性を特徴づける量である空力アドミタンスを知ることが重要である。上述の方法によりシミュレ-トされた乱流中で橋梁の2次元模型による応答実験を実施した。応答記録をもとに波形解析法による空気力の算定とともに空力アドミタンスの算定を行った。種々の乱れパラメ-タを有する乱流による実験結果を整理し、空力アドミタンスの特性を調べることができた。 3.実橋のガスト応答 吊橋に風速計と加速度計を設置し、強風時の吊橋の応答を実測した。その結果、約20m/sまでの強風により、吊橋のたわみ1,2次の応答が確認できた。 4.実橋のガスト応答に対する安全性 風洞実験で求められた空力アドミタンスおよび現地で観測された強風の乱れ特性を用いて吊橋のガスト応答量を算定した。さらに、設計風速までの強風および風向、風速の確率的特性を考慮して供用期間中に発生する部材応力とその頻度を求め、部材の疲労損傷度を算定した。
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