研究課題/領域番号 |
62470056
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
金属製錬・金属化学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
幸塚 善作 大阪大学, 工学部, 教授 (80028935)
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研究分担者 |
八尾 伸也 大阪大学, 工学部, 助教授 (90029299)
片山 巌 (片山 巖) 大阪大学, 工学部, 助教授 (10029192)
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研究期間 (年度) |
1987 – 1989
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研究課題ステータス |
完了 (1989年度)
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配分額 *注記 |
7,500千円 (直接経費: 7,500千円)
1989年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1988年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1987年度: 4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
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キーワード | 金属中の酸素 / 合金の熱力学 / 安定化ジルコニア / ベ-タアルミナ / 起電力測定法 / 電量滴定法 / AgおよびGa合金の熱力学 / 固体電解質 / 化合物半導体 / イオン交換 / Ga合金およびIn合金の熱力学 / ベータ-アルミナ / 半導体化合物固溶体の熱力学 / 金属中の酸素の定量 / 酸素センサー / 固体電解貭 / 超電力測定法 |
研究概要 |
1.高純度金属中の極微量の酸素の定量:当研究室で開発した安定化ジルコニア固体電解質を用いた酸素センサ-と酸素ポンプを併用した改良型電量滴定法により従来信頼できる測定例のないGe、Bi、Sb中の酸素の定量を行い十分信頼性のある測定値を得た。 2.2元合金中の微量酸素の熱力学的挙動に関する研究:各種の2元合金中の酸素の熱力学的性質の中で、特異な挙動を示す金属-カルコゲン系の代表としてNi-S、Co-S系おとりあげ当研究室で開発した実験手法により酸素の活量係数を決定した。その結果は酸素の活量係数はS濃度の増加とともに急速に増加することが確認された。 3.InあるいはGaを含む2元および3元合金の熱力学的研究:安定化ジルコニア固体電池起電力法によりGa-Sb-In、Ga-Sb-BiおよびIn-Bi-Tl、In-Pb-Sb系中のGaあるいはInの活量を決定し、その結果を用いて各種計算方法を適用し多くの熱力学的数値を算出した。 4.半導体化合物固溶体の熱力学的研究:GaAs-InAs擬2元素の熱力学的性質を決定するために安定化ジルコニア固体電池熱電力法を適用した。Gaの活量を制度よく求め、In、Asの平衡蒸気圧を算出するモデル計算も行った。 5.ベ-タアルミナ固体電解質のイオン交換ならびにAg^+あるいはGa^+ベ-タアルミナを用いたAgあるいはGa合金中のAgあるいはGaの活量の決定Na^+-β-Al_2O_3中のNa^+と他のイオンとの交換反応について研究し、Ag^+-β-Al_2O_3およびGa^+-βAl_2O_3を固体電解質として用いた起電力法によりPb-Ag、Ga-Sb合金中のAgあるいはGaの活量測定を試みた。その結果は固体電解質の安定性が確保される限りは十分このような実験手法が合金の熱力学的研究に利用されることを明らかにした。
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