研究課題/領域番号 |
62470077
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
工業物理化学・複合材料
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
山邊 時雄 京都大学, 工学部, 教授 (80025965)
山辺 時雄 (1988) 京都大学, 工学部, 教授
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研究分担者 |
田中 一義 京都大学, 工学部, 助教授 (90155119)
川村 尚 岐阜大学, 工学部, 教授 (40026125)
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研究期間 (年度) |
1987 – 1988
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研究課題ステータス |
完了 (1988年度)
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配分額 *注記 |
6,300千円 (直接経費: 6,300千円)
1988年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
1987年度: 3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
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キーワード | アモルファス物質 / 有機半導体 / 導電性高分子 / アンダーソン局在 / ポリアセン系物質 / 低温処理炭 |
研究概要 |
本研究では合成金属の中でも重要な位置を占める有機半導体材料に対して構造的な観点からアモルファス状と見られるものをとり上げ、その物性、特に電子的ならびに電気的物性に関する系統的な研究を実施した。アモルファス材料には熱処理型(特に低温処理のもの)有機半導体や一般の導電性高分子も含まれると考えられる。 本研究では、 1.アモルファス構造を持つ物質に特徴的なアンダーソン局在に対して理論的解析を行った。特に具体的な例としてSP^3炭素を不純物として含有するポリアセチレン鎖中における局在について詳細な検討を行い、不純物濃度と局在の程度について解析した。 2.熱処理法によるアモルファス有機半導体の作製ならびにその構造と物性について実験的研究を行った。特にフェノール・ホルムアルデヒド樹脂に対して比較的低温で処理を行った材料に関してX線回折測定による構造解析、種々のドーパント種に対する親和性と導電性の変化、固体^<13>C-NMR測定、交流インピーダンスの測定などを実施し、有用な知見を得た。 3.熱処理型ポリマーによる有機半導体材料に対して、その中に含まれる高導電性フラグメントについての理論的解析を行い、特にその導電径路について有用な知見を得た。 4.融点の高い大縮合芳香環化合物を加熱昇華させ、この蒸気を用いるプラズマ重合法による有機導電性薄膜の作製開発を行った。 5.その他、新規な有機導電性高分子に向っての分子設計、ポリチオフェンの電解重合条件の検討、ポリアニリンにおける導電機構の解釈、有機超伝導体における分子論的機構の解明などの有用な知見を得ることができた。
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