研究課題/領域番号 |
62470099
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
高分子合成
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
白川 英樹 筑波大学, 物質工学系, 教授 (40016720)
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研究分担者 |
赤木 和夫 筑波大学, 物質工学系, 講師 (20150964)
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研究期間 (年度) |
1987 – 1988
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研究課題ステータス |
完了 (1988年度)
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配分額 *注記 |
5,000千円 (直接経費: 5,000千円)
1988年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
1987年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
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キーワード | カルビン / 共役三重結合 / 導電性高分子 / ドーピング / ポリイン / 塩素化ポリアセチレン |
研究概要 |
SP炭素だけで構成された一次元の共役三重結合から成るポリマー(カルビン)を、1.ポリ塩化ビニリデンの脱塩化水素による方法と、2.ドープしたポリアセチレンの塩素化により得られる立体規則性の塩素化ポリアセチレンを脱塩化水素する方法で合成した。 このようにして合成したカルビンの共役三重結合鎖長を、赤外吸収スペクトル、ラマン散乱スペクトル、紫外・可視吸収スペクトルなどで検討した結果、最長の共役三重結合鎖長を生成した反応系は、PVDCまたは塩素化ポリアセチレンをDBUーDMSO系で脱塩化水素したものであった。その長さ(N_<c〓c>)は約10〜40と推定された。 このように長い共役三重結合鎖を有するカルビンは熱や空気に対して極めて不安定であり、容易に三重結合の開裂や架橋反応を起こしたり、数分のうちに酸化されてしまうことがわかった。
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