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機能をコントロールされた酵素触媒系による新規ポリペプチドの合成

研究課題

研究課題/領域番号 62470103
研究種目

一般研究(B)

配分区分補助金
研究分野 高分子合成
研究機関福井大学

研究代表者

功刀 滋  福井大学, 工学部, 助教授 (70111929)

研究期間 (年度) 1987 – 1988
研究課題ステータス 完了 (1988年度)
配分額 *注記
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1988年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワード酵素 / ポリペプチド / 機能制御 / 化学修飾 / 圧力 / 有機溶媒 / 高塩濃度 / 高圧力 / 高pH / プロテアーゼ / カルボキシペプチダーゼ / サーモライシン / ペプチド合成 / 圧力依存性 / 加水分解
研究概要

ポリペチド類は生理活性物質など広い用途があり、機能材料としても注目を浴びている。その機能は大きくアミノ酸配列に依存するが、定序的重合法としては生体触媒を用いる方法が優れている。一般に酵素などの特異的な触媒活性を利用して有用物質を生産する試みは、特定の目的のための自然の仕組みをそのまま用いるため、全く新しい物質を得ようとする場合には無力である。
ペプチド合成では、タンパク質加水分解酵素の逆反応を用いるものと、DNA-mRNAをテンプレートとしてタンパク合成系を利用する方法の二つが考えられるが、前者では一つの酵素で対応できる結合に限りがあり、後者では遺伝情報を読みかえた配列や非天然のアミノ酸を含むポリペプチドを得ることはできない。
そこで本研究では酵素の機能を(生)化学的に変換させることにより、天然にはない触媒性を持った酵素系を創出し、さらに通常とは異なる極端な条件(高圧力、高塩濃度、高有機溶媒含量など)において働かせることにより新奇な構造を有するペプチドを合成しその機能を検討することを目的とした。具体的には、1)逆反応触媒の対象とする酵素として、サーモライシン、およびセリンペプチダーゼの一種であるカルボキシペプチダーゼY、P、Wなどを取り上げ、2)これらの酵素の化学修飾およびそれによる反応性の変化などについて検討を加え、3)さらに、従来申請者が行ってきた圧力、pH、有機溶媒などによる酵素の特異性の変化に関する研究成果に立脚し、これらのパラメターを第二の制御因子とすることによって、より広範な機能制御を可能にした。

報告書

(3件)
  • 1988 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1987 実績報告書
  • 研究成果

    (11件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (11件)

  • [文献書誌] Shigeru Kunugi: Polymer Jounrnal. 20. 945-947 (1988)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1988 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Shigeru Kunugi: Bull.Chem.Soc,Japan. 62. 514-518 (1989)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1988 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Mitsuhiro Fukuda: Biocatalysis.

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1988 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Shigeru Kunugi: "Effect of Acylation on Peptide Synthesis by Immobilized Thermolysin" Polymer Journal. 20. 945-947 (1988)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1988 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Shigeru Kunugi: "Protease Catalyzed Peptide Formation under High Pressure" Bull. Chem. Soc., Japan. 62. 514-518 (1989)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1988 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Shigeru Kunugi: "Mechanism of Salt Activation of Thermolysin" Biocatalysis. in press.

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1988 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Shigeru Kunugi: Bull.Chem.Soc.,Japan. 62. 514-518 (1989)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] Mitsuhiro Fukuda: Biocatalysis.

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] 功刀滋;田辺一雄;福田光完;巻本彰一;谷口吉弘: J.Chem.Soc.,Chem.Commun.18. 1335-1336 (1987)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] 森川良雄;近藤俊弘;功刀滋;野村哲士: 福井大学工学部繊維・機能性材料研究施設報告. 25. (1987)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] 功刀滋;森川良雄;野村哲士;北野博己: 福井大学工学部研究報告. 36. (1988)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書

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公開日: 1988-04-01   更新日: 2016-04-21  

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