研究課題/領域番号 |
62480050
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
土壤・肥料
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研究機関 | 静岡大学 |
研究代表者 |
小西 茂毅 静岡大学, 農学部, 教授 (70026417)
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研究期間 (年度) |
1987 – 1988
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研究課題ステータス |
完了 (1988年度)
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配分額 *注記 |
4,400千円 (直接経費: 4,400千円)
1988年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
1987年度: 4,100千円 (直接経費: 4,100千円)
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キーワード | チャ水耕プラント / チャの周年生産植物工場 / 養液供給休止時間 / 養液温度 / 炭素ガス施用 / 光照射栽培 / 休眠と非休眠 / 含アルミニウム資材 / チャ周年生産 / チャ植物工場 / チャの栄養生理 / 炭酸ガス施用 / チャ / 茶樹 / 水耕栽培 / 植物工場 / 養液の供給時間 / 茶の品質 |
研究概要 |
1.本研究を行うに前もってガラス室内にチャの水耕ミニプラントを4基設置した。また養液供給ー休止の制御、養液温度可変制御、CO_2供給、蛍光灯による補光、室内の温度加温ができるようにした。2.チャの水耕栽培中における根に散布する養液の供給、休止時間の好適条件を検討した。その結果、供給10分、休止35分の処理で生育やNPKの養分吸収が優れた。3.チャの生育、養分吸収、アミノ酸生成に対する好適養液温度を検討した。その結果、20℃でチャの生育、アミノ酸生成、テアニン生成が高く、最も良好となった。4.チャの生育、養分吸収に対する炭酸ガス施用の効果を検討した。その結果、炭素ガス1200ppm処理区で地上部、根部とも生育やN、P吸収も優れ、光合成活性、養分吸収の増大が認められた。逆にアミノ酸含有率は低い傾向を示した、テアニン含量は明らかな差を示さなかった。5.水耕チャの生産向上のために、生育、養分吸収、アミノ酸生成などに及ぼす蛍光灯補光の効果を検討した。その結果、蛍光灯補光を行っても生育、養分吸収ともあまり変らず、新芽のアミノ酸含量はやや減少した。6.チャの生育、窒素吸収、アミノ酸生成に対する休眠の効果を、チャ新芽摘採後よりの室温の加温、無加温制御によって検討した。その結果、休眠を与えると、生産量は減少したが、全窒素含有率、アミノ酸含有率は高くなり、茶の品質が優れると推定された。したがって、水耕チャにおいても休眠を与えることは、茶の品質向上を目指す上に有効であると考えられる。7.チャの水耕栽培において、硫酸アルミニウムが現在使用されている。これに代るものとして、アルミニウム産業廃棄物より回収したアルミニウムドロスを用い、効果を検討した。その結果、チャの生育は硫酸アルミニウム(対照)とほとんど変らず、同程度の効果をもたらした。しかし根において若干褐色を帯びることが認められた。
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