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AIDSのモデルとしての猫白血病の治療に関する臨床免疫学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 62480088
研究種目

一般研究(B)

配分区分補助金
研究分野 応用獣医学
研究機関山口大学

研究代表者

田中 幹郎  山口大学, 農学部, 助教授 (40155172)

研究分担者 中間 實徳 (中間 実徳)  山口大学, 農学部, 教授 (90081596)
研究期間 (年度) 1987 – 1988
研究課題ステータス 完了 (1988年度)
配分額 *注記
6,400千円 (直接経費: 6,400千円)
1988年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1987年度: 5,400千円 (直接経費: 5,400千円)
キーワードFeLV / 血小板 / 補体レセプター(CR_1) / 血中免疫複合体(CIC) / FOCMA / 血小板輸入 / 補体価(CH_<50>) / FAIDS / 補体 / CIC / CR_1
研究概要

1.猫血小板CR活性能の測定法
前年度に酵素免疫レセプター法を用いて犬血小板CR_1活性能の測定法を開発したが、サンプル量の関係で猫への応用が困難であった為に、これに改良を加え、少量の血小板を用いて、より簡単な操作で測定可能な系を確立した。
2.猫白血病の発症実験を行い、次の結果を得た。
(1)接種するウイルス株の違いにより感染状態に差が生じた。
(2)感染成立後、CICの上昇とCH_<50>の低下が認められた。
(3)感染が成立した猫の中には、ウイルス血症を示すものと、潜伏感染となるものがあった。一旦ウイルス血症となったものにおいても、潜伏感染に移行した例もあった。潜伏感染は、コルチコステロイドの投与によりウイルス血症となり易すかった。
(4)FelV感染後、非特異的細胞性免疫能が抑制されたが、B-CellよりT-Cellの抑制が強かった。
(5)FeL-V-GSA抗体はウイルス接種後1.5〜2週間後に出現し、FOCMA抗体価は2ー3週後に出現しだしたが、感染成立した猫としなかった猫で特に差はなかった。
3.CICを認める猫(FeLV:3頭,糖尿病、膿胸:各1頭、その他3頭)に血小板輸入実験を延べ14回行い次の結果を得た。
(1)CR_1活性の比較的高い血小板を2.2×10^9〜84.0×10^9個輸入し、71.4%においてCICの低下を認めた。
(2)糖尿病猫においては顕著にCICが低下し、臨床症状が改善した。
(3)血小板輸入により抗血小板抗体が出現した例があった。
(4)猫のCICの上昇に、ストレスの関与が示唆された。
今後CICを形成する抗体・抗原の検査をすすめる予定である。

報告書

(2件)
  • 1988 実績報告書
  • 1987 実績報告書
  • 研究成果

    (8件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (8件)

  • [文献書誌] 田中幹郎: 日本獣医学雑誌.

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      1988 実績報告書
  • [文献書誌] 田中幹郎: 日本獣医学雑誌.

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      1988 実績報告書
  • [文献書誌] 田中幹郎: 日本獣医師会雑誌.

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] 田中幹郎: 日本獣医学雑誌.

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] 田中幹郎: 日本獣医学雑誌.

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      1988 実績報告書
  • [文献書誌] 田中幹郎: 獣医学雑誌.

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] 田中幹郎: 獣医学雑誌.

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] 田中幹郎: 獣医学雑誌.

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書

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公開日: 1987-04-01   更新日: 2016-04-21  

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