研究課題/領域番号 |
62480089
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
応用獣医学
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研究機関 | 大阪府立大学 |
研究代表者 |
森 純一 大阪府立大学, 農学部, 教授 (90167685)
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研究分担者 |
玉田 尋通 大阪府立大学, 農学部, 助手 (10155252)
稲葉 俊夫 大阪府立大学, 農学部, 助手 (00137241)
沢田 勉 (澤田 勉) 大阪府立大学, 農学部, 講師 (60081600)
森岡 宏至 大阪府立大学, 農学部, 講師 (20081599)
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研究期間 (年度) |
1987 – 1988
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研究課題ステータス |
完了 (1988年度)
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配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
1988年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1987年度: 2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
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キーワード | ウシ / 早期妊娠因子 / 単胎妊娠 / 多胎妊娠 / 胚移植 / 血中ホルモン / プロジェステロン / エストロジェン / 牛 / 妊娠 / 妊娠因子 / 血清 |
研究概要 |
供卵牛ならびに受卵牛の早期妊娠因子(early pregnancy factor:EPE)の動態を検討した。通常人工受精後の妊娠成立牛において、授精1日後に急激なEPF活性の亢進が認められ、21日後まで高い活性を示したが、非妊娠牛ではEPF活性の上昇は示さなかった。過剰排卵処置後に人工授精し、胚回収前後のEPF活性を測定した結果、授精後2日にEPF活性は授精日および授精1日後より有意に上昇し、胚回収日(授精7日目)まで高い活性を維持したが、胚回収1日後に活性は消失した。授精卵数とEPF活性の間に有意な関係は認められなかった。一方過剰排卵処置後に人工授精し、妊娠した個体のうち、単胎妊娠牛と多胎妊娠牛(双胎妊娠牛と4胎妊娠牛)のEPF活性は授精前と授精直後にはともに認められなかったが、授精後3日に両者のEPF活性は上昇し、56日後まで高い活性で推移した。授精後3日および7日において、多胎妊娠牛のEPF活性は単胎妊娠牛よりも高い値を示し、この間で胎子数とEPF活性の間に有意な相関が見られた。血液中ホルモン動態については、プロジェステロン濃度が単胎妊娠牛よりも多胎妊娠牛において高値を示し、さらに妊娠初期において、胎子数の増加に伴い高くなる傾向を示した。一方、エストロジェン濃度は胎子数に関係なく低値で推移した。胚(人工授精後7〜8日の回収胚)移植後の妊娠成立牛では、移植1日後に急激なEPF活性の亢進が認められ、15日後まで高い活性を維持した。胚移植後の非妊娠牛では、移植1日後にEPF活性が若干上昇し、10日まで低活性で推移したものの、15日後には活性は消失した。 本成績から、ウシにおいても受精後および胚移植後の超早期に母体血清中にEPFが出現しており、また、胚回収直後の母体血中からEPF活性が消失したことから、EPF活性の検出を指標として超早期妊娠診断や胚移植後の受胎の成否判定が可能であることが示唆された。
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