研究課題/領域番号 |
62480134
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
病態医化学
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研究機関 | 大分医科大学 |
研究代表者 |
桑野 信彦 大分医科大学, 医学部, 教授 (80037431)
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研究分担者 |
島田 達生 大分医科大学, 医学部, 助教授 (80080555)
小野 真弓 大分医科大学, 医学部, 助手 (80128347)
島田 達生 大分医科大学, 医学部・解剖学, 助教授 (60136786)
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研究期間 (年度) |
1987 – 1988
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研究課題ステータス |
完了 (1988年度)
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配分額 *注記 |
6,600千円 (直接経費: 6,600千円)
1988年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1987年度: 5,600千円 (直接経費: 5,600千円)
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キーワード | 低比重リポ蚕白(LDL) / LDLレセプター / LDLレセプター構造変異 / コレステロール代謝異常 / 糖鎖構造変異 / マクロファージ / 泡沫化細胞 / 低比重リポ蛋白(LDL) / 糖鎖構造異変 / 体細胞遺伝変異 / 低比重リポ蛋白レセプター不全 / ゴルジ装置 |
研究概要 |
本研究で我々は、 1.人口的に作成したコレステロール代謝異常遺伝変異細胞を用いてLDLレセプターの構造を調べた結果、レセプターの0糖鎖構造が特異的に変化していることを見出だした。この変異は多分ゴルジ装置の変異をひきおこしており、全く新しい遺伝子グループに属することを細胞融合法で明らかにした。この新しい遺伝子intの変異を示すコレステロール代謝疾病のモデル細胞で明らかにされた性質をさらに深く解析を進めると共に、同様な変異でひきおこされるヒトのコレステロール代謝疾病の存在を探索する必要性がある。 2.動脈硬化症の発生におけるマクロファージのLDLとの反応性は、現在の重要な課題の一つである。そこで培養系で樹立されたマクロファージJ774細胞を用いてnative LDLに対するレセプターが存在しその寿命が極めて短いことを明らかにした。同時にLDLを添加すると著明なコレステロール・エステルの蓄積がみられることを観察した。マクロファージ細胞でのコレステロールのエステル化反応が昇進していることと、我々の見出だしたLDLレセプターが不安定である結果とを合わせて考え、native LDLの泡沫化に関与する可能性に言及した。今後さらにこの考えを確かなものにするために仕事を進めていきたい。
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