研究課題/領域番号 |
62480282
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
消化器外科学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
柴田 洋一 (1989) 冲中記念成人病研究所, 主任研究員 (30010474)
真辺 忠夫 京都大学, 医学部, 講師 (80127141)
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研究分担者 |
富永 真一 冲中記念成人病研究所, 主任研究員 (70155571)
馬場 信雄 京都大学, 医学部, 助手 (10208712)
宮下 正 京都大学, 医学部, 助手 (80182020)
井上 一知 京都大学, 医学部, 講師 (90168435)
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研究期間 (年度) |
1988 – 1989
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研究課題ステータス |
完了 (1989年度)
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配分額 *注記 |
6,700千円 (直接経費: 6,700千円)
1989年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1988年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1987年度: 3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
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キーワード | 血小板型 / 抗血小板抗体 / 血小板輸血 / 新生児血小板減少性紫斑病 / 急性膵炎 / ライソゾ-ム酵素 / カテプシンB / カテプシンD / プロスタグランディン / 活性酸素 / セルレイン膵炎 / エチオニン膵炎 / 膵酵素 / ライソゾーム酵素 / SOD / cholecysokinin(CCK) / 膵酵素逸脱 / ライソゾーム / エンドトキシン / エチオニン / スカベンジャー |
研究概要 |
この2年間の本研究で以下の事実が究明しえた。 1.経産婦献血著6万人について抗血小板抗体をスクリ-ニングしたところ、(1)抗YuK^a抗体は6万人中76人(0.12%)に、YuK^b抗体は6万人中1人(0.02%)に検出された。これら77人の抗体は全てIgG抗体で、これらの人々には輸血暦のないことから母児間のYuK型不適合妊娠により産生された抗体であることが判明した。これらの人々の分娩暦より新生児血小板減少性紫斑病の有無を明確にしえなかったが、本邦では今回のスクリ-ニング検査の結果から、YuK^a不適合が新生児血小板減少性紫斑病の主要な原因であることの論拠を得た。(2)抗YuK^a抗体保有経産婦献血者22人の協力を得てHLAタイピングを実施したところ、その内の16人(72.6%)がA24-Bw52-DR2のハプロタイプを持っていた。本邦でのこのハプロタイプの頻度は約9%なので、抗体保有者で有意にこのハプロタイプの頻度が高いことが判明した。このことは、今後の本疾患の予知、予防に重要と思われた。(3)経産婦献血者3万人中抗Sib^a抗体保有者1人、同献血者6万人中抗NaK^a抗体保有者2人を検出した。 2.脳内出血を起こした重度の新生児血小板減少性紫斑病症例の母親血清の分析を実施し、抗体BaK^a抗体を同定した。これは本邦で、脳内出血を来した本疾患で特異性が解明された初めての症例である。周産期での児の脳出血には本疾患が関与している例は相当数あると推定されるので、本疾患の予知、予防は重要な課題である。 3.血小板に対するマウスモノクロ-ナル抗体11種類を分析したところ1種類(OKM5)に抗NaK^a抗体の特異性があることを突き止めた。血小板型に対するモノクロ-ナル抗体としては初めてのものである。
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