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物理的・心理的補聴器フィッティング法の確立

研究課題

研究課題/領域番号 62480360
研究種目

一般研究(B)

配分区分補助金
研究分野 耳鼻咽喉科学
研究機関昭和大学

研究代表者

岡本 途也  昭和大学, 医学部, 教授 (90053751)

研究分担者 友松 英男  昭和大学, 医学部, 助手
杉内 智子  昭和大学, 医学部, 助手
研究期間 (年度) 1987 – 1988
研究課題ステータス 完了 (1989年度)
配分額 *注記
6,800千円 (直接経費: 6,800千円)
1988年度: 3,800千円 (直接経費: 3,800千円)
1987年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
キーワード難聴者 / 補聴器フィッテング / 実耳特性 / プロ-ブチュ-ブマイク / 伝声管 / ノイズインパルス聴力検査 / 3DM / アンケ-ト / 騒音下語音聴取能 / 補聴器フィッティング / プローブチューブマイク / アンケート / 補聴器 / プローブチューブ / 音場検査 / 挿入利得
研究概要

補聴器フィッテングにおいて、実用特性を測定する事は重要である。現在、国内外の多数のメ-カ-から、コンピュ-タを用いた測定装置が発表されている。今回の研究で、実耳特性を測定する上で、ブラインドに鼓膜面上にプロ-フチュ-ブを固定することは、危険を伴い易く、常に同一測定値を得るには、熟練を要することが判明した。
伝声管は古くから使用されている道具である。電気特性では多くの共振点が存在し、周波数特性上、2KHz以上は急峻な減衰がある。然しながら、難聴者の殆どの人は電気補聴器に比較し、伝声管は聞きとり易い点で、評価された。淡音節受明瞭度は、電気補聴器の方が良い結果となったが、複音節、文章明瞭度等ではよい結果をえているので、更に検討を要する。
ノイズインパルス聴力検査は、補聴器装洋状態の結果判定をより定量的に判定でき、補聴器調整が容易になった。この機種の検査音は、会話に準じたノイズを使用し、環境騒音付加下の快適域比較方である。補聴器調整は各個人の使用環境、使用目的を考慮することが最も必要といえる。
3DM補聴器フィッテング方法は、3つのダイナミックレンジ(入力音、補聴器、聴覚)を基本とした方法である。総合的な満足度は75%と高い評価を得た。現在数多くの補聴器フィッテング方法がある。3DMは新しい調査法であり、他施設での追試が望まれる。
本研究で2年間に渡って補聴器装用効果判定用のアンケ-トを作製し、実施した。最終硬化判定は装用者自身の感覚によるものである。32問からなる質問で最も高い満足度を反映する質問は「講演会での話が聞こえるか」という項目であった。難聴者が補聴器に期待することは、騒音下での話が理解できるということであろう。今後、騒音下での語音聴取能力を更に検討する必要がある。

報告書

(3件)
  • 1989 研究成果報告書概要
  • 1988 実績報告書
  • 1987 実績報告書

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公開日: 1987-04-01   更新日: 2016-04-21  

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