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大規模システムの安全運用に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 62510079
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 心理学
研究機関(財)労働科学研究所

研究代表者

飯田 裕康  財団法人労働科学研究所, 労働生理心理学研究部, 主任研究員 (70072650)

研究期間 (年度) 1987
研究課題ステータス 完了 (1987年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1987年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
研究概要

大規模システムに於いては, ハード・ウエアー面での高信頼化・自動化の進む中で, 人間のミスによる事故の比率が相対的に多くなって来ている. システム運用を, 運転操作, 保守整備に分けて分析すると以下の様な特徴が指摘出来る.
(1) 運転操作面では, システムの長期連続運転および少人数チームの交代制勤務などにより, 運転員がシステムの起動・停止・状態変更等の実操作を経験する頻度が減少し, 熟練者の養成に長時間かかることが大きな問題となっている. 故障時の対応操作については特に経験の機会が少く, シミュレーター等による模擬訓練の組織的な必須の条件となって来ている.
(2) 保守整面では, 装置の自動化, デイジテル化が進み, 従来のアナログ的な制御と異り部分的な劣化等の把握が困難になると共にその状態のシステム内への波及が見えなくなり, システム全体の連係あるいは動特性の把握も難しくなって来ている. さらに, 特殊部品装置の保守の分業化・外註化が多くなり, 全体の管理体制の確立が最大の問題点となっている.
以上の様な運用および保守の状況に対応して, 人間の理解力・行動特性に適合したマニュアル(マン・マシン・インターフェイスの記述, 操作手続きなどのためのチェック・リスト)類の整備, およびマニュアル類の統一性を確保する意味も含めて, 装置の標準化を勧めることが急務であることが判明した.

報告書

(1件)
  • 1987 実績報告書

URL: 

公開日: 1987-04-01   更新日: 2016-04-21  

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