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地域社会における住民の学習意思と地域教育構造の解明のための調査・研究-地域生涯教育計画推進にむけての基礎的研究-

研究課題

研究課題/領域番号 62510124
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 教育学
研究機関静岡大学

研究代表者

角替 弘志  静岡大学, 教育学部, 教授 (40021878)

研究分担者 馬居 政幸  静岡大学, 教育学部, 助教授 (30126768)
落合 良行  静岡大学, 教育学部, 助教授 (30092513)
山本 章  静岡大学, 教育学部, 助教授 (70022217)
外山 知徳  静岡大学, 教育学部, 教授 (40013213)
望月 雄蔵  静岡大学, 教育学部, 助教授 (20022171)
研究期間 (年度) 1987
研究課題ステータス 完了 (1987年度)
配分額 *注記
1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1987年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワード地域活動因子 / 参加学習因子 / スポーツ因子 / 研修 / 旅行因子 / 分化鑑賞因子 / 資格学習因子
研究概要

本研究の課題と目的に従い, 静岡県小笠郡浜岡町の20歳以上の成人1000名を対象に学習行動と意識に関する内容を中心とする質問紙調査を行った. (回収率84%). この調査結果に基づき, 特に, 地域活動も含めた広義の学習概念に基づく31の学習行動の有無に関する質問の回答をもとに, 次のような方法により学習行動因子と行動類型を明らかにした. まず, 31項目の回答に対し因子分析(主因子法)を行い7種の学習行動因子を析出した. 次いで, 因子特性から, (a)地域活動因子, (b)参加学習因子, (c)スポーツ因子, (d)個人学習因子, (e)研修・旅行因子, (f)文化鑑賞因子, (g)資格学習因子として捉えた. さらに, それぞれの因子に対し各個人の因子得点を求め, その因子得点をクラスター分析(ワード法)にかけることにより8種の学習行動クラスターを得た. そして, この8種のクラスターに属する各個人の因子得点の平均点の特徴を見ることから, 次のような各クラスターの特性, すなわち住民の学習行動類型の特性を明らかにした. (1)地域活動以外にはほとんど学習行動を行っていない住民, (2)地域活動を主導し地域を基盤とする研修や旅行には参加するが他の学習行動は行っていない住民, (3)地域活動へは参加し, スポーツや展覧会・美術館等の文化を鑑賞することには非常に積極的だが他の学習行動には消極的な住民, (4)テレビや通信教育等により個人で学習はしているが他の学習因子に示される学習行動には消極的な住民, (5)ここにあげた学習行動因子が全てマイナスでとりわけ地域活動には強い拒否を示す住民, (6)資格を取る学習のみ積極的な住民, (7)資格を取ることを除き他の学習全てに積極的な住民, (8)資格学習とスポーツを除きいずれの学習因子も高い得点を示すが, 特に個人学習に積極的な住民. 今後, 学習行動類型と学習意識や浜岡町の社会構造との関連を考察することから, 学習意思と地域教育構造を解明するモデルを提示していく.

報告書

(1件)
  • 1987 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 角替弘志, 馬居政幸: 静岡大学教育学部研究報告人文・社会科学篇. 39. (1988)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] 角替弘志, 望月雄蔵, 外山知徳, 山本章, 落合良行, 馬居政幸: 浜岡の教育-地域生涯教育の実現に向けて-. 300

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書

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公開日: 1987-04-01   更新日: 2016-04-21  

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