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総合科目としての環境教育カリキュラムの開発と教材作成に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 62510127
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 教育学
研究機関滋賀大学

研究代表者

木全 清博  滋賀大学, 教育学部, 助教授 (40142765)

研究分担者 松村 京子  滋賀大学, 教育学部, 講師 (40173877)
東田 充弘  滋賀大学, 教育学部, 講師 (00127010)
林 正  滋賀大学, 教育学部, 教授 (20024987)
北村 静一  滋賀大学, 教育学部, 教授 (00115750)
研究期間 (年度) 1987
研究課題ステータス 完了 (1987年度)
配分額 *注記
1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1987年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワード環境教育カリキュラム / 総合科目としての環境教育 / 「水」問題の環境意識 / 環境教育教材 / 環境教育の基本概念
研究概要

1.環境教育に関する実態調査として, 滋賀県内の小・中学校の児童・生徒へアンケート調査を実施し, その結果を分析した. 調査は, 大津市・守山市の小・中学校各2校, 小学生242名, 中学生250名, 総計492名を対象とした. 調査目的は, 児童・生徒の環境意識の実態をとらえること, 現在の小・中学校の環境教育の困難点と問題点を明らかにすること, においた.
本調査は, 従来の概括的な環境意識の調査を批判的にみて, (1)子どもの既習の学習経験とかかわらせて, 環境意識の水準をとらえる項目を作成し, (2)家庭科・社会科・理科・健康の4教科に共通する「水」問題に焦点づけて, 環境教育の総合化の契機を考えたこと, に特色をもつ.
調査結果の分析から, 家庭科領域で水を汚さない学習や節水学習の不十分なこと, 社会科領域で上・下水道のしくみや水害問題の学習の定着の悪さ, 理科領域での「水の循環」学習の不徹底なこと, が明らかになった.
2.家庭科・社会科・理科・健康の4教科の現行の学習指導要領・指導書・教科書(小・中・高)について, 環境教育に関する内容を分析し, 各教科での環境教育の概念を検討した. その結果, 各教科に固有なものと2教科以上で重複するものを区分けし, 総合科目として環境教育の基礎視点をとらえることができた. 総合科目としての環境教育カリキュラムの研究として, 「物質循環サイクル」概念を基礎概念にすえるべきこと, 身近な直接経験の生活環境の指導とともに, 間接経験による「地球環境」の認識形成を目標とすること, が明らかとなった.
3.環境教育のカリキュラム内容の研究に重点をおいたため, 教材・教具の作成に関する研究が, 本年度は深められなかった. 直接的な教材・教具の作成は今後の研究課題として残ったが, 社会科教育では先行実践の分析から教材・教具の作成をとらえようとした.

報告書

(1件)
  • 1987 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] 松村京子, 木全清博, 北村静一, 東田充弘, 林正: 総合科目としての環境教育カリキュラムに関する研究. 1-21 (1988)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] 東田充弘: 総合科目としての環境教育カリキュラムに関する研究. 22-24 (1988)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] 木全清博: 総合科目としての環境教育カリキュラムに関する研究. 25-30 (1988)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] 北村静一: 総合科目としての環境教育カリキュラムに関する研究. 31-35 (1988)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] 林正: 総合科目としての環境教育カリキュラムに関する研究. 36-38 (1988)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書

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公開日: 1987-04-01   更新日: 2016-04-21  

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