• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

士族反乱の研究ーその心性と社会的背景ー

研究課題

研究課題/領域番号 62510169
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 日本史
研究機関京都大学

研究代表者

佐々木 克  京都大学, 人文科学研究所, 教授 (30115852)

研究期間 (年度) 1987 – 1988
研究課題ステータス 完了 (1991年度)
配分額 *注記
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1988年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1987年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード士族 / 戦争 / 地域 / シンボル / 反乱 / 心性 / 社会
研究概要

研究成果は、「西南戦争における西郷隆盛と士族」という題で、『人文学報』68号(1991年3月)に発表した。その内容の概略は、以下のごとくである。
1.出兵の動機と事情
(i)鹿児島私学校徒の決起出兵ー最初に出兵した兵士の動向
(ii)出兵の目的は何かー兵士の行動目的と心性
(iii)各地域からの出兵ー城下士と地方から出兵した者とのちがい
2.私学校ー士族の動員に、どのようにかかわっていたか
3.区戸長の動向ー戦争に、どのようにかかわっていたか
4.降伏・解隊の状況ー主として、強制的に動員された者の態度
5.西郷隆盛の位置
西郷隆盛は、西南戦争において、反乱軍の巨大なシンボルであった。西郷は前線に出ないし、直接軍の指揮もしない。兵士のほとんどは、明確な政治目的を持たなかった。ただ、西郷を信じて、彼に従ったのである。反乱軍の兵力は、約3万人である。その内13000人が、私学校士族で、自発的に出兵した主力戦闘部隊である。あとの17000人は、鹿児島の各地と宮崎の諸地域から出兵したものである。これらの兵士のほとんどは、なかば強制的に動員された。彼らの動員にあたったのが、鹿児島士族出身の区戸長たちである。西南戦争は、西郷隆盛という、巨大な人物と、城下士族が支配する地方行政組織、それに私学校徒の独特な心性という、他の地方には見られない、特殊な条件下で起った、士族の反乱であった。

報告書

(3件)
  • 1991 研究成果報告書概要
  • 1988 実績報告書
  • 1987 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 佐々木 克: "西南戦争における西郷隆盛と士族" 人文学報. 68. 1-46 (1991)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1991 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] SASAKI, suguru: "Saigo, Takamori and Warriors at tha Seinan Battle" The Zinbun Gakuho. 68. 1・46 (1991)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1991 研究成果報告書概要

URL: 

公開日: 1987-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi