研究課題/領域番号 |
62510242
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
国文学
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研究機関 | 東京国立文化財研究所 |
研究代表者 |
佐藤 道子 東京国立文化財研究所, 芸能部, 部長 (80000454)
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研究分担者 |
廣瀬 美都 東京国立文化財研究所, 芸能部, 調査員
HIROSE Mito Researcher, Department of Performing Arts Tokyo National Research Institute of C
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研究期間 (年度) |
1987 – 1988
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研究課題ステータス |
完了 (1988年度)
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配分額 *注記 |
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1988年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1987年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | 法会 / 法要 / 法華経 / 講経 / 法華八講 / 天台宗 / 懺法 / 講説 / 論義 |
研究概要 |
本研究を実施するに際しては、調査方法に二本の柱を立てた。1は法華経信仰に関わる法会の現状調査、2は文献・史料からの関連記事抽出である。以上の方法によって得られた資料の整理・分析によって法華経信仰の動向を探った。 1に関しては天台宗の法会調査に重点を置き、研究計画に従って延暦寺の法華大会・山王礼拝講・長講会、三千院の御懺法講・修正会、毛越寺の修正会、二十日夜祭などの実地調査を行い、録音・撮影・記録ノートによって法会の構成、法要の形式、勧修作法の実態などを把握した。 2に関しては、平安時代から南北朝に至る宮中年中行事・寺社年中行事を弘仁式・延喜式以降年中行事大概に至る諸文献から提出し、また叡山文庫・東大学図書館所蔵の史料によってその実態を確認するなどの作業を行った。 以上の調査によって得られた資料を検討する中で、法華八講会の成立と展開をあとづけることが、法華経信仰の展開を探るための不可欠のことがらと考えられたため、この問題に視点を定め、わが国における法華経七巻本と八巻本の受容の過程、仏教受容期以降の法華経講説の動向、平安初期天台諸師の行動と営為、平安時代における法華八講会の形態などを比較考察し、法華八講会の成立・定着の様相をほぼ明らかにすることができた。その成果は別記のように発表した。 以上の成果に基づき、またこれまでに収集した資料をさらに活用して、今後法華懺法や法華大会の法要の成立・展満を追求したいと思っている。
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