• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

統率理論と束縛理論に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 62510249
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 英語・英文学
研究機関上越教育大学

研究代表者

池内 正幸  上越教育大学, 学校教育学部, 助教授 (20105381)

研究期間 (年度) 1987
研究課題ステータス 完了 (1987年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1987年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード統率 / 統率理論 / L統率 / バリヤー / 最小バリヤー / 固有バリヤー
研究概要

統率理論と束縛理論の両方に関わる統率の概念の定義に参与するバリヤー(barrier)の概念について最近提示されつつある. 統率理論と境界理論を統一しようという観点からの考察について集中的に検討した. Chomsky(1986), Barriers, (1987)上智大学と京都外国語大学での講義に於いて提案された概念・定義等を更に掘り下げ問題点を追及するという方法を取った. ひとつには, それらが多分にresearch strategyの提示という側面があり経験的事実に照らして考察を深める必要があったからである.
数多くの問題点が浮き彫りにされた. (1)最小バリヤー(α, γ)のシステムは事実を説明しきれていない. これについては, 一部について"proper inclusion"を用いることを提案した. (2)固有バリヤーは, 幾つかの場合に於いて全く余剰的で不必要である. しかし, バリヤー性の継承はChomskyの主張にもかかわらず依然として必要である. (3)「統語論に於ける"最良"派生」という概念が明らかでない. (4)L統率という概念では(i)を説明しきれない可能性がある.
(i)*How fix the car John can?
(5)付加構造に於ける下部分節節点が最小バリヤーとして機能するかどうかは疑わしい. (6)LFVP移動という操作は最も基本的な事実を説明できない可能性がある.
今年度は代案を得るまでには至らず, これらの問題をどのように扱うかについては今後に委ねたい.
尚, 詳細については別揚"Notes on New Barriers"を参照されたい.

報告書

(1件)
  • 1987 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 池内正幸: 上越教育大学研究紀要. 7. 61-73 (1988)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書

URL: 

公開日: 1987-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi