研究概要 |
1.ソ連・東欧諸国の産業構造(投入産出構造)の分析のため, ソ連とハンガリーについて中間財産業連関表と固定資本マトリックス表とを準備・推計した. ハンガリーについては輸入マトリックスに関する情報を中央統計局から入手したのでそれを用いて競争輸入型産業連関表も作製した. 成果としては「ハンガリー経済の投入産出分析」(一橋大学経済研究所ディスカッションペーパー近刊)にその一端をまとめた. 2.ソ連・東欧経済の産業構造分析の前提である価格構造の検討をおこなった. その成果の1つは, 「ソ連経済ペレストロイカと数理経済学派--価格改革を中心として--」(「経済研究』1988年4月)である. 3.ソ連経済の多部門有効成長経路についての研究の一端は"Magistyal'nyai optimal'naya traektorii ekonomiki SSSR"(露文)としてまとめた(モスクワ大学より近刊予定). 4.投入産出分析に集計一分計操作を導入した分析として, "Ieeyativnoe agregiroranie u optimal'nom planirovanii"《Eknomika i motematicheskie metody》No.1,1988および"Iterative Aggregation and Disaggregation for Optimal Planning" Hitotsubashi Journal of Economics,July 1988をまとめた.
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