研究課題/領域番号 |
62530017
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
経済統計学
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研究機関 | 統計数理研究所 |
研究代表者 |
種村 正美 統計数理研究所, 調査実験解析研究系, 助教授 (80000214)
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研究分担者 |
尾形 良彦 統計数理研究所, 統計基礎研究系, 助教授 (70000213)
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研究期間 (年度) |
1987 – 1988
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研究課題ステータス |
完了 (1988年度)
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配分額 *注記 |
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1988年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
1987年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | 動径分布関数 / 画像処理 / 空間次元 / 空想的相関 / ランダム充填 / ランダム分割 / 相互作用ポテンシャル / ステレオロジー / 尤度法 / 空間的相関 / 剛体球系 |
研究概要 |
細胞組織の構造・機能や、金属組織の物性には、粒子同士が互いに空間的にどの様に分布しているかの情報が重要な役割を果たしていると考えられるが、この情報を得るための研究が従来のステレオロジーには欠けていたと思われる。本研究では粒子間の相関に関する情報を得るためのステレオロジーの構築を目指し、以下に示すような研究経過を辿った。 (1)種々のパラメータに対する三次元点配置を計算機シミュレーションによって生成し、ランダムに設定した薄断面に交差する粒子の配置データを集積したのち、それに基づいて三次元の動径分布関数と薄断面の動径分布関数との経験的関係を種々のパラメータに対して求めた。(2)パーソナルコンピュータによる画像処理のためのソフトウェアの開発に着手、一部を完成。(3)剛体球系の動径分布関数に対するステレオロジー的理論を打ち立て、シミュレーションの結果によってその正当性を確認する作業を国際共同研究として行い、論文発表の準備を行う。(4)我々がすでに開発した平面上の相互作用ポテンシャル推定法を、薄断面に交差する粒子配置に適用して、三次元における粒子間ポテンシャルと、断面における推定されたポテンシャルとの関係を調べる。(5)空間におけるランダム充填・ランダム分割と空間の次元との関係についてステレオロジー的興味から解明し一定の成果を得た。(6)一次元空間の点配置に対する粒子間相互作用の尤度推定法の開発に着手し、メデルに関する考察と実データの解析を行なう。(7)二次元点配置の尤度法に関する国際共同研究を進展させる。(8)研究結果を各種国際会議にて口頭発表し、論文の出版を行なった。 この研究分野はまだその緒についたばかりであり、残された課題は山積している。今後も研究を継続して行きたい。
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