研究課題/領域番号 |
62530070
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
商学・経営学
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研究機関 | 豊橋技術科学大学 |
研究代表者 |
太田 敏澄 豊橋技術科学大学, 工学部, 助教授 (10111676)
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研究期間 (年度) |
1987 – 1989
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研究課題ステータス |
完了 (1989年度)
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配分額 *注記 |
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1989年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
1988年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1987年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
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キーワード | 実施理論 / 組織知能 / 組織学習モデル / エキスパ-ト・システム / 組織のコ-ディフィケ-ション / 自己組織化 / 自己生成的連鎖モデル / ブ-リアン・ハイパ-キュ-ブ / エキスパート・システム / 組織のコーディフィケーション / 他者生成システム / 自己生成システム / 他者生成的システム / 自己生成的システム |
研究概要 |
情報技術の導入過程で生ずる意思決定状況に対する組織のコ-ディフィケ-ション現象の解明を試みた。 今年度は、最終年度であるので、これまでに行なった実態調査および解析の結果、さらにはこれらの結果にもとづいて構築したモデルに関して、全体的な検討を中心に行なった。 1.情報システムの導入に関しては、変革過程モデルにもとづく検討を行なった。ここで構築したパス・モデルは、組織内部の学習機構に関する表現方法の一つである考えることができる。 2.エキスパ-ト・システムの導入に関しては、組織の自己生成的連鎖モデルにもとづく検討を行なった。このモデルを管理者行動と部下の反応の連鎖に適用し、多重な行動ー反応の連鎖を抽出することができた。 この方法は、日常的な意思決定状況に関する組織のコ-ディフィケ-ション現象を分析する一つの方法であると考えることができる。 3.専門家あるいは専門知識に関する組織のコ-ディフィケ-ションを組織内部に定着させるためには、変革過程における組織のコ-ディフィケ-ションと、日常的な意思決定状況におけるコ-ディフィケ-ションをともに把握する必要があると考えられる。 4.組織を知的分散処理系であると位置づけることにより、自己組織的に革新活動を行なっている組織を、より的確に把握できるものと考えられる。このような組織化においては、ブ-リアン・ハイパ-キュ-ブのような構造の組み込みを考える必要があろう。 これらの知見をもとにしたエキスパ-ト・システムの構築を検討し、情報技術の導入に関する実施理論的な知識の体系化を図る方法を具体化したいと考えている。
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