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組織の創造性についての実証研究

研究課題

研究課題/領域番号 62530074
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 商学・経営学
研究機関学習院大学

研究代表者

河野 豊弘  学習院大学, 経済学部, 教授 (00080359)

研究分担者 内野 崇  学習院大学, 経済学部, 助教授 (80151893)
研究期間 (年度) 1987
研究課題ステータス 完了 (1987年度)
配分額 *注記
800千円 (直接経費: 800千円)
1987年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワード創造的な組織 / 異質の能力 / 専門領域の数 / 人的ネットワーク / 密造酒 / アングラ研究 / ゲートキーパー
研究概要

組織の創造性を調査するために, 技術研究所における組織構造とシステムに重点をおいて研究した. 創造性についての仮説を設定し, 41の質問を内容とする郵送質問を行った. 497の研究所に発送し, 152の研究所より回答をえた. この結果の分析は, まだ進行中であるが, 次のことが判明した.
(1)異質の能力の組み合わせは, 組織の創造性を高めるが, 異質の能力として, 補完的能力とアプローチの違いは望ましい. 価値観の違いは必ずしも望ましくない.
(2)すぐれた研究者の関心をもつ専門領域は2つ以上であることが多い.
(3)すぐれた研究者の社内と社外での専門についての友人の数は15人〜21人であり, 社内外に人的ネットワークをもっている.
(4)研究所の技術研究の方針としては, 独創と追随との混合とを強調するところが多い.
(5)研究テーマの設定は, 「研究」では研究者の発想をもとにして調整する場合が多く, 「開発」では戦略にもとづいて設定する場合が最も多い.
(6)研究テーマと個人の関心との一致では, 適材の配置, 関心とテーマの一致, 説得の三つがほぼ同じ割合をしめる.
(7)いわゆる密造酒又はアングラ研究を許す研究所は全体の約60%(制限つきを含めて)をしめており, その効果については意見が相半ばする. 15%原則については, 30%の研究所がもっており, その時間の割合は約18%の時間の割合である.
(8)ゲートキーパーは約60%の研究所に居る. それを重視することが多い. また内部のコミュニケーションをはかるための発表会を年8回〜10回もっている.

報告書

(1件)
  • 1987 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 河野豊弘, 内野崇: 学習院大学経済論集. 25. 10 (1988)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書

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公開日: 1987-04-01   更新日: 2016-04-21  

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