研究課題/領域番号 |
62540090
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
解析学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
北田 均 東京大学, 教養学部, 助教授 (40114459)
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研究分担者 |
杉浦 光夫 東京大学, 教養学部, 教授 (50012258)
金子 晃 東京大学, 教養学部, 教授 (30011654)
折原 明夫 東京大学, 教養学部, 教授 (10012337)
中村 周 東京大学, 教養学部, 助手 (50183520)
谷島 賢二 東京大学, 教養学部, 助教授 (80011758)
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研究期間 (年度) |
1987
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研究課題ステータス |
完了 (1987年度)
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配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1987年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
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キーワード | 散乱理論 / 準古典近似 / シュレーディンガー方程式 / 基本解 / 固有関数展開 |
研究概要 |
当初の目標は散乱振幅の準古典近似の研究, および, 多体シュレーディンガー作用素の固有関数展開であった. 当研究は目標の研究をほぼ達成した. むしろ予想以上の成果があったといってよい. 以下上記二つの研究について箇条書きに記す. 1.準古典近似の研究, これについては谷島賢二氏と中村周氏の貢献が大きい. 谷島氏は平均収束の意味での散乱振幅の準古典近似の表式を与えた. これはいわゆるノン・トラッピング条件なしの結果である. 中村氏は共鳴エネルギーの近くでの散乱振幅の準古典近似の表式を与えた. これは非常に弱いノン・トラッピング条件のもとで与えられており, この分野での世界最新の結果である. 2.多体シュレーディンガー作用素の固有関数展開, これは研究代表者によって一般的な解決が与えられた. 方法はシュレーディンガー方程式の時間に関して大域的な基本解の構成を行ない, それの時間が無限大の時の挙動を調べることによる. 結果は非常に包括的であり, 二体の場合でも重要な新結果を含んでいる.
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