研究分担者 |
梅田 亨 京都大学, 理学部, 助手 (00176728)
河野 明 京都大学, 理学部, 講師 (00093237)
吉田 敬之 京都大学, 理学部, 助教授 (40108973)
上野 健爾 京都大学, 理学部, 教授 (40011655)
永田 雅宜 京都大学, 理学部, 教授 (00025230)
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研究概要 |
1.LIE SUPER ALGEBRA のユニタリ表現を定義し, それを構成する一般的方法を与えた. そして, 具体的な環osp(1, 2n)および, A型の単純環sl(n, 1)に対して, 全ての既約ユニタリ表現をnが小さいときには, 構成することができた. これは, KACや脇本実らの研究の外にあるもので, 組織的研究のはじまりである. 2.LIE群の表現に関しては, 表現から生成される作用素環の性質に重点を置いた研究を進めた. その際には, 離散群の表現の研究も重要であることを認識するに至り, 自由群, 無限対称群のユニタリ表現の構成とその性質の研究を行っており, 興味ある結果を得た. 3.LIE群の表現と離散群の表現が密接に関連していることは, 従前より注目されていたが, 群環やC^*-環のII型の表現を生成することに重点を置いて研究を進めている. wreatは積や無限置換群S_∞の既約表現を構成することに於て, 新知見を得て現在まとめつつある. また表現の既約性と積測度のエルゴード性が直接関係しておるので, 直積測度のエルゴード性を C^*環(とくにAF環)の表現論を用いて研究しているが, 良い結果が, 得られたので発表の予定である.
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