研究課題/領域番号 |
62540210
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
核・宇宙線・素粒子
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
河合 光路 九州大学, 理学部, 教授 (40016027)
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研究分担者 |
上村 正康 九州大学, 理学部, 助手 (10037210)
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研究期間 (年度) |
1987 – 1989
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研究課題ステータス |
完了 (1989年度)
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配分額 *注記 |
2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
1989年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1988年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1987年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | 組替チャネル / 3体モデル / チャネル結合法 / 変分法 / ブレ-クアップ過程 / 連続エネルギ-離散化チャネル / 3Hと3He / ミュ-オン触媒核融合 / 組替反応 / 三体系 / 四体系 / パデ近似 / 有限レンジ / CDCC / ブレイクアップ / 移行過程 / 三体模型 |
研究概要 |
本研究では、まず、離散化連続チャネル結合法(CDCC)の基礎を現実的な重陽子-原子核の系につき理論的及び数値的に詳細に検討した。その結果、その収束性を定量的に検証し、その依って来る理由を解明した。また、従来の、いわゆる連結核の方法との関連も明らかにし、同時に、CDCC法を出発点とする新しい近似法を提唱した。研究のもう一つの必である組替えチャネル結合法(CRC)関しても大いに進展があった。まず、三、四核子系の束縛状態について初めてのCRDによる変分計算を行った。波動関数はすべでの組替えチャネルの成分を持ち、各成分の動径関数はGasuu型のTailをもつ関数系で展開される。その係数を変分パラメタ-として計算をした結果、従来のFaddeev理論による最高の計算と正確に一致する答えを得た。しかも、計算の収束はそれよりはるかに速い。また、四体系の基底状態についても従来の計算と一致する答えを得た。散乱問題に関しては、まず組替え反応に対するDWBAの基礎に関する研究を(d,p)反応を例に取り行った。CRCの結果がDWBAによって再現出来るか否かを数値的に検討したが、結果は否定的であった。これは、今後の核反応論に重要な研究課題を残すものである。次に、組替えと粒子分解の両方を伴う反応として、中間子触核融合反応において決定的な役割を演ずる、(dμ)+t→(tμ)+dの解析をおこなった。(dtμ)三体系に前述と同様なGauss型試行関数を用いたチャネル結合変分法に再現できた。現在、差分法によるCDDD+CRCの計算を進めている。この方法による一般の核反応の計算に関しても現在計算コ-ドを開発中である。
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