• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

相転移現象に見られる記憶作用の微視的機構を解明する研究ーー計算機実験

研究課題

研究課題/領域番号 62540275
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 物理学一般
研究機関桐蔭横浜大学 (1988)
桐蔭学園工業高等専門学校 (1987)

研究代表者

長谷田 泰一郎  桐蔭学園横浜大学, 工学部, 教授 (20025208)

研究分担者 小林 貴  桐蔭学園工業高等専門学校, 講師 (50170329)
鎌田 純次  桐蔭学園工業高等専門学校, 電気工学科, 助教授 (50086071)
小澤 哲  茨城大学, 工学部, 助教授 (20125793)
研究期間 (年度) 1987 – 1988
研究課題ステータス 完了 (1988年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1988年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1987年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワード相転移現象 / メモリー / ヒステレシス / ゆらぎ / ミクロパターン / スペクトル解析 / 記憶作用
研究概要

63年度実施計画を作成するに当って、相転移過程にみられるメモリー、ヒステレシス現象は、試料中の不純物とか、過程中の偶発的なゆらぎによって生じるものではなく、臨界現象そのものに関わるものであることの確証を得ることを最重要課題と考え、その方法論として、フラストレーションのある系ーーしかし純粋な単純な系として三角格子反強磁性体とDLA構造上のスピン系についてのそのゆらぎとメモリー、ヒステレシスの関連を調べること。また、秩序パターンの出来やすさ、くずれにくさに注目して、著しい異方性のある二次元格子系上の臨界点を横切る過程におけるゆらぎの性質を調べることにした。
計算機実験によって得られた結果は、以下の学会などで報告発表した。
*ゆらぎスペクトルの色とスピン相関 1988年3月日本物理学会
*アグリケート内粒子移動を含むDLAモデル 1988年10月同上
*発達した短距離秩序状態からの秩序相の成長 1989年 3月同上
*DLAパターン上に配列したイジングスピン系の動的性質 同上
(小澤、小林、鎌田・長谷田)
以上の結果はメモリーの発生の様相を一般的に把えるには至っていないが、臨界点を横切ることがメモリーの様相に大きな影響を与えることを明かにした。また、ゆらぎのスペクトルとフラストレーションの相関の存在を把えた。
*また小澤は共同研究者の樋口と共にに日本の"書"毛筆の美の解析を試み新しい展開を行っている。
鎌田、小林は現実の物質中におけるノイズの研究として金属体中の電気抵抗の精密測定の予備的段階を開始した。

報告書

(2件)
  • 1988 実績報告書
  • 1987 研究成果報告書概要
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] S.Ozawa;S.Kamata,;T.Kobayashi,;T.Haseda.: Proc.of Yukawa International Seminor Cooperative Dynamics in Complex physical Systems. (1989)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] S.Ozawa.;M.Higuchi.: KTK Scientific Publishers/東京. Vol.3 No.2. (1989)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] 長谷田泰一郎、目片守: "三角格子の上の物理 物理学の最前線" 共立出版, 100 (1989)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] S.Ozawa, S.Kamata, T.Kobayashi and T.Haseda: Proc.of Yukawa International Seminor. Cooperative Dynamics in Complex Physical Systems.

    • 関連する報告書
      1987 研究成果報告書概要

URL: 

公開日: 1987-04-01   更新日: 2017-05-19  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi