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三次元的大環状共役化合物合成を目指す基礎研究

研究課題

研究課題/領域番号 62540366
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 有機化学一般
研究機関茨城大学

研究代表者

古賀 元  茨城大学, 理学部, 教授 (30007546)

研究分担者 川田 勇三  茨城大学, 理学部, 助教授 (10152969)
研究期間 (年度) 1987
研究課題ステータス 完了 (1987年度)
配分額 *注記
1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1987年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワード還元的カップリング / ビベンジル / 加水分解 / 臭化ベンザル / フタルアルデヒド / 大環状化合物 / カリクサレン
研究概要

〓, 〓などの合成を最終目標に, その基礎となるべき素反応の検討を行った.
1.臭化ベンジルのよう化銅(I)-SBHによる還元的カップリングは高収率で進行し, しかも0置換基としてメチル基, エステル基などが存在しても, 支障なく進むことが解った. 現在m-キシリレンジブロミドを出発物質として, 大環状化合物生成の最適条件の発見に努めている. (これまでのところn=2〜6のものが合計で10%程度得られている)〓(X=CH3,CO2-CH3)が合成できれば, 2本目の炭素鎖への交換は種々の方法が考えられる.
2.ピロメリットアルデヒドが合成できれば, Wittig反応による〓の合成の可能性が開けるが, 良い合成法は知られていない. ベンザルフロミドの銅(I)塩触媒による加水分解は高収率で進行, 特にフタルアルデヒドも90%以上の収率で得られた. これによりピロメリットアルデヒドの合成の可能性が開かれたと考えており, このルートの検討を行う予定である.
3.カリクサレン(〓Y=tBu)を出発物質として2本目のメチレン鎖を導入する企てをn=4を中心に種々行ったが, その歪みの為か, tPu基を取り去った〓(Y=H)は種々の化学変換に対し極めて胞弱であり, 明瞭な結果が得られなかった. n=6についてはそのような問題はなく, 対応するキノン, ヒドロキノンなどへの変換が, 低収率ながら成功している. また水酸基の除去, メチレン鎖のカルホニルへの酸化なども成功しており, これら特異な構造の大環状化合物の物性, 機能などの面からの研究も開始している.

報告書

(1件)
  • 1987 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] G.koga and Y.Kawada: Syhthesis.

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] G.Koga and Y.Kawada: Chem.Lett.

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書

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公開日: 1987-04-01   更新日: 2016-04-21  

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